我がオーディオの中核をなしていた LUXMAN のプリメインアンプ L-550A2
小音量でも素晴らしい音を奏でてくれる純A級アンプの逸品だ。
しかし、生活環境が変わってしまい最近めっきり出番が少なくなっていた。折角の高級アンプも出番が無くては宝の持ち腐れだな…
そんな時ふと目にとまったオーディオ買い取りの広告。大きな音が出せないのなら出せる環境の人に行った方がコイツも幸せだろうな・・・なんて思いもあり、売却することを決意。
LUXMAN L-550A2 ってどんなアンプ?
LUXMANといえば、日本の高級アンプメーカーである。出音の素晴らしい事は言うまでも無いが、造形の美しさは特筆すべき所。なんと言っても大きなセンターメーターがかっこいい!
L-550A2は2007年5月に発売された純A級のプリメインアンプだ。シンプルですっきりしたデザインが美しい。もちろん大きなセンターメーターがフロントパネルの中央で存在感を放っている。
当時予算30万円以下でプリメインアンプを探していた私のハートをがっちり掴んで離さなかった一台だ。
L550A2のスペックはこちら ⬇
https://www.luxman.co.jp/product/l-550aii
出力こそ20W+20Wと小さいけれど、A級アンプの底力は侮れない。私の自作スピーカー、長岡鉄男氏設計のスワンMkⅡ+フォステクスのMG100HR-S (後にFE108-Solに換装)で爆音を奏でることも出来た。
アンプに対してスピーカーがチープじゃないかって?しかもスワンMkⅡ?スーパースワンじゃなくて?って声が聞こえてきそうだがー
そんな事は、無い!!!
自作の魔力は万難を排す!←はず
だっていい音鳴らすよ~ほんとに。MG100HR-Sの時は大音量時にホーン臭さがあったけど、小音量時の定位感や空気感は秀逸だったし、FE108-Solに換装してからはホーン臭さも消えてホント素晴らしいスピーカーになったもの。
スワンの話は別稿に譲るが、いずれL-550A2は素晴らしいアンプで主にアナログレコードを聞くために使っていた。
しかし・・・
東日本大震災でレコードプレーヤーが破損
当時使用していたのは VPI SCOUTMASTER というレコードプレーヤー。日本ではまだ扱いが無くアメリカから個人輸入して手に入れた逸品だったのだが・・・2011年3月の東日本大震災でラックから落下して一部破損してしまった。
その時は何とか手当てして使えるようにしたのだが、同年4月の最大余震の時再び落下。今度はトーンアームのケーブルが断線してしまい完全に逝ってしまった
それ以来、L550A2に火が入ることはほとんど無くなってしまい、私のアナログ熱(オーディオ熱ともいう)はすっかり冷めてしまったのだった。
いつかは修理して復活させよう。そう思ってはいたが12年以上経った今でもまだ手つかずのまま。しかも、冒頭にも書いたとおり生活環境がすっかり変わってしまい大きな音で音楽を楽しむ事が難しくなってしまった。折角の高級アンプも出番無しでは宝の持ち腐れ。手放そうかな・・・と思うに到る。
インターネットの広告に目が止まった
オーディオ高価買い取り
それは 中古オーディオ 高価買取・販売 ハイファイ堂 (hifido.co.jp) のネット広告だった。そういえば秋葉原のハイファイ堂にふらっと立ち寄ってみた事があったな。静かな雰囲気の中に中古高級オーディオが並んでいたっけ。その時は確かマーティンローガンの静電スピーカーに魅せられたのだが、とても大きすぎるしお値段もかなりお高かったので見るだけ~
あそこなら信頼できそうな気がして見積を依頼してみた。
幸い、震災でアンプに損傷は全く無く動作にも支障は無い。取説だけ行方不明だが付属品も元箱もある。HPで確認出来た情報ではなかなか良いお値段で買取ってもらえそうだ。
さて、見積は複数取るのが常識。ハイファイ堂以外はどうか?
ネットでオーディオ高価買い取りを謳っているところはいくつもあるけれど、その中で ハイエンド・ヴィンテージオーディオ買取のオーディオランド (audio-land.com) という会社に目が止まった。実店舗を持たない買い取り専門店らしい。よし。ここにも見積をお願いしよう。
見積に結構な差が!
先に見積回答があったのはオーディオランド。おお!
1日遅れてハイファイ堂。むむ・・・
その差額、実にD万。私の予想を大きく超える見積が出たヽ(^。^)丿☆
ほかの業者にさらに見積を取るという選択もあるのだが、他のことろはオーディオ専門という訳では無く総合買い取り業者?みたいな感じなのであまり気が進まない。
ちなみにTVでコマーシャルをしているあの会社では、HP上に記載されていた買い取り上限価格~84,000円。お話にならない。
よし。決めた。
手続きは簡単で素早い振込
売却先はオーディオランドに決定。何度かメールをやりとりして実機の引き取り日を決定したらしっかり荷造りして運送業者を待った。元箱などの運送用梱包資材が無ければ送ってくれるそうだし、送り状は運送会社が持ってきてくれるのでこちらは手間無し。あとは無事に到着して現品確認が行なわれさえすれば!
ドキドキして待つこと中1日。現品に問題なく提示価格で買い取り成立との連絡があった。
ほっ(*^_^*)v
翌日には指定した口座に入金があり取引終了。宅配買い取りは便利だけれど相手が見えない不安や運送途中の不具合リスクなどあるから高額になるほど心配になる・・・
でも今回の取引はとてもスムーズで信頼のおけるものだったと書き記しておく。そして私のL550A2もいずれ次のオーナーの手に渡り美しい音楽を奏でてくれることだろう。よかったよかった。
オーディオを処分する前に
大事に使ってきた思い入れのあるオーディオ機器。手放すとなればできるだけ高く買取ってもらいたいもの。
一発高額を狙うならオークションという手もあるけれど、後からクレームが付いたり思った金額に届かなかったり、そもそも買い手が付かなかったりとかなりリスキー。
その点業者に買取ってもらう場合は事前にある程度金額や買い取りの条件は分るので安心感が違う。
また、廃棄するしかないと思っていた壊れた機器でも買取ってもらえる場合がある。大量消費の時代はもう過ぎ去ってエコやリサイクルの時代となった今、ホコリを被っているだけのゴミにしておくにはもったいないよ!
相談や見積だけなら、例えばハイファイ堂では宅配料金も無料との事なので我々にとってはノーリスク。この機会に問い合わせてみてはいかがだろうか?
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