2年ほど前からニンニクの土作りに複合微生物資材「カルスNC-R」を使い始めました。有機栽培にこだわるつもりはないけれど、刈り取った草を堆肥代わりに出来るので土壌改善効果に期待して使い続けています。効果は概ね良好で、ニンニクの成長も良く収量も増加傾向。
今回でカルスNC-Rを使うのは3年目になります。使い方や使用した感想を紹介するので興味のある方は是非参考にしてもらいたいです。
複合微生物資材「カルスNC-R」とは
複合微生物資材「カルスNC-R」はリサール興産株式会社の販売する微生物の力で生の有機物を有害ガスを発生させず分解し堆肥化出来るという農業資材です。
枯れ草(刈ったばかりの草も)や植物残渣、細ければ木の枝なども「カルスNC-R」と一緒に土中にすき込めば微生物の力でぐんぐん分解してくれます。
普通、生の有機物を土中にすき込めば分解過程でアンモニアガスとかが発生して植物の根を傷めてしまうのですが、カルスNC-Rを併用するとそれが無い!!!
安心な上に土壌改善効果も期待できる凄い資材なのです。
強力 カルスNC-Rの特徴と効果
複合微生物資材「カルスNC-R」は多様な微生物による『土づくり資材』です。
生の有機物と一緒にすき込み、”有害ガス”を発生させず確実に土の中で堆肥化(分解)できます。
資材に含まれている微生物の働きで土が丈夫になり、肥料効果を高め作物の食味・品質・収量の向上につながります。
有機物の種類は問わず、また手間もかけずに安心してリサイクルでき環境にも優しい微生物資材です。
メーカーHPより抜粋
カルスNC-Rでの土作り
私の畑は約10坪ほどとあまり大きくはないのですが、放っておけば草だらけになってしまいます。
ずぼらなのでこまめに草取りをしないため、長くなってから草刈り機で一気に刈る。夏の間はともかく、秋にはニンニクの土作りをするので草刈りで出た草はニンニクの土になってもらいます。
今年は10月入ったらすぐに種まきする予定なので、9月8日に畝の下準備を実施しました。
私の購入したセットには硫安も含まれているのですが、前回のニンニクに玉割れが多く発生したので窒素量を控えようと思い硫安は入れませんでした。
1.畝の場所を掘る
畝を立てる場所に苦土石灰と牡蠣殻石灰を適量散布した後、土を掘り起こし中央に深めの溝を掘ります。
2.草を投入
溝に刈った草を投入。量は適当で良いですが、入れすぎると分解しきれないかもしれません。カットアンドトライでやってみましょう。ニンニクの種まき1週間くらい前に畝を立てるため一度掘り返すのでその時様子が分ります。
去年は直径4cmくらいの木の枝(カラカラに乾いたヤツ)も投入してみたのですが、今回掘り起こした時に分解しきれなかった残りがいくつか出現しました。無理は禁物です。
4.カルスNC-Rを投入
カルスNC-Rの散布量は1㎡あたり30gが推奨値ですけれど、畝の長さは約8mあるので200g位かな~?
毎年適当ですが、木の枝が分解しきれなかったくらいであとはきれいさっぱり無くなります。草の上にパラパラと撒いていきます。
5.米ぬかを投入
米ぬかの散布量は1㎡あたり300gと結構多めですが、手元にあるだけ、適当に投入。
ここは田舎なので各地にコイン精米機があり、米ぬかは基本タダで手に入ります。
6.踏みつける
草とカルスNC-R、米ぬかが混じり合う事を期待して踏みつけています。
7.水を散布する
カルスNC-Rが活動を始めるためには水が必要です。じょうろでたっぷり水やりをします。
8.埋め戻す
カルスNC-Rは紫外線に弱いため、水やりをしたらすぐに土を埋め戻します。
あとは2~3週間放置するだけ。
去年のニンニクはとても成長が良かった
今年の収穫前、とても成長が良くサビ病もあまり発生しませんでした。
2023年中に本葉6枚くらいまで成長して少し大きすぎないか心配するほど。カルスNC-Rのおかげかはまだ判らないのですが、今年撒くニンニクはどうなるでしょうか。
因みに、2024年に収穫したニンニクは少し取り遅れたためか、はたまた前年の土作りの際化成肥料を入れすぎたせいか玉割れが多く見た目が悪かった。まあ、味は良かったので良し!
今年は植え付け前の元肥を少なめにしてみようと思っています。
カルスNC-Rは近所のホームセンターでは扱っていないためネットで購入したのですが、今年の春先は全く品不足で手に入らず、夏になってから少し出回ってきたので即購入。
でも以前買った時より高い!!!
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