雨の日の良好な視界確保のためにフロントウィンドウはきれいな状態に保ちたいですよね。洗車の時にワイパーブレードも含めしっかり汚れを落とす事はもちろん、ガラスコーティングを行って汚れが付きにくくするのも大事です。
新車で購入したCX-30のフロントウィンドウにもガラスコーティングを施工したのですが、その際にコーティングよりも実はもっと大事な「油膜のリセット」についてお話しましょう。
雨の日の視界確保のために

雨の日の運転はちょっと憂鬱です。特に雨の夜は路面が雨で光るため運転しづらい事この上なし。フロントウィンドウに油膜が乗っていてワイパーで拭いてもギラツキが残ったりしたら最悪ですよね。
安全運転をするためにも確実な視界確保は必須なのでガラスやワイパーブレードの状態に気を使っていかないとなりません。
私の愛車CX-30は新車なのでワイパーブレードには問題ありませんが、フロントウィンドウには早めのメンテナンスをしておかなくっちゃね。
フロントガラスの油膜
コーティングや撥水処理をしておらず油膜が乗っていない時、フロントガラスは親水状態です。雨が降っても水が引かないためワイパーがちゃんと機能すればクリアな視界が確保されます。ワイパーが動作して水を払い、戻る時にもキレイに雨粒を払ってくれる様は気持ちが良いですね!
しかし、そんな状態は長くは続きません。日々の汚れが蓄積したりボディからワックスが流れたりすると徐々にガラス表面に油膜が蓄積していきます。
それを放置していると・・・油膜がガラスに焼き付いたような状態になりワイパーで拭いても取れなくなってしまいます。厄介な事にこの油膜は洗車ごときでは落ちてくれないのです。
ワイパーを作動させてもガラスにギラツキや筋が残ったりすると気分が悪いばかりか安全な運転を脅かしてしまう事も。
油膜対策
♪雨と車と~クリンビュー♪ このコマーシャルソングが耳から離れません(^_^;) 以前から手っ取り早く油膜を取るためにはスプレータイプのクリンビューを車内に装備しておいて、雨の日にギラっときたらシュッと吹いて対応していました。
そのうちガラコという神商品が誕生し、フロントガラスに塗り込めば雨をどんどん弾いてワイパーいらずだ~ワーイ♪ヽ(*゚ェ゚*)ノ なんて喜んでいたのですが、喜びもそれほど長くは続かず、数週間後にはまた油膜との戦いが始まるのでした。
油膜をしっかり除去せずにガラコを塗り込んだのが原因で撥水効果が長続きしないのです。これ、大事なんです。コーティング剤を塗る前に油膜をしっかりと落とす事。
撥水コーティングをしよう
さて、CX-30のフロントガラスに撥水コーティングをしようと商品を物色している時「レインモンスター」という商品を知りました。ガラコの対抗馬です。どちらも撥水コーティング剤で使用方法も効果も似ています。
ガラコは何回も施工していて効果も実感していましたが、今回は「約12ヶ月の超耐久を実現」という魅力的な謳い文句につられてレインモンスターストロングを施工してみようと思います。
レインモンスターストロングの成分であるフッ素変性シリコーンと言うヤツが肝のようです。
但し、この超耐久を実現するためには施工前にしっかりウィンドウガラスの表面から油膜を除去しておく必要があります。
油膜のリセット

フロントガラスの油膜取りには定番のキイロビンを使います。その中でも強力型のキイロビンゴールドを買いました。がんこな油膜が素早く取れるなら、少しの価格差なんて目じゃないぜ!
軽くフロントウィンドウを洗ってから、水滴の残った状態でキイロビンゴールドを付属のスポンジに適当に塗ってガラス表面をゴシゴシと擦っていきます。

水滴が弾かれている間は油膜が残っている証拠。キイロビンゴールドがベッタリと塗り広がるまで擦る擦る擦る!!
しかし簡単じゃねぇ・・・擦れど擦れど水を弾くんだよ。
何なん?と思っていたら思い出しました。ボディにプリズムガードグラフェンを施工していた事を。スプレーして拭き取るだけの簡単施工。ボンネットにもしっかりと吹き付けました。その時ガラスにも飛んでたんだね。強力な被膜だからキイロビンゴールドでもなかなか落ちない訳だ。

Aピラー辺りはタオルにスプレーしてプリズムガードグラフェンを塗り込んだのだけれど、ガラスの縁にも付くわな。
かなり頑張って擦ったけど、端っこの方は諦めて(^_^;)このままキイロビンゴールドをカーシャンプーで洗い流しました。キイロビンゴールドの研磨剤は未塗装樹脂に付着したまま放置すると白残りするので洗い残しが無いよう気をつけましょう。
施工中に珍しいお客さんが!

今流行りのオニヤンマブローチじゃないよ!ホンモノだよ!
キイロビンゴールドと格闘している最中に「なんかキタ──ヽ(‘∀’)ノ──!!」と思ったら・・・オニヤンマが胸に止まったんです。うちの回りでも時々飛んではいますが、まさか私に止まるなんて。

指に乗せてみようと思い足の下から人差し指を潜り込ませたら、逃げもせずしばらく指先に止まってました。いや~びっくりでした。
レインモンスターストロング
ガラスの表面がきれいになったので(端っこの事は大目に見て~)レインモンスターストロングを塗り込んでいきます。
フェルトを覆っているカバーを外し、薬剤を絞り出しながら塗り込むのですが・・・握り方が悪いのかさっぱり薬剤が出てきません。まあ、出ては来るのですが少ししか出てこない。これだけフェルトがデカいならもっと派手に出てきても良いんじゃないのかなぁ。
文句をたれてばかりいたので証拠写真を撮るの忘れてしまいました。ちびちびと出る薬剤は、結局最後までフェルトに十分には行き渡らず不満が残ります。せっかくの三角コーナーもたいして威力を発揮せず。
使い方が悪かったのかしらん??
違う車にも施工してみましたがぐいっと握ってもたら~としか出てこなかったので、個体差かもしれないとは思っても製品の問題じゃねーの?という思いは拭い去ることが出来ませんでした。
とは言っても効果はバッチリで雨を弾き汚れは寄せ付けません。施工から2ヶ月経った今も最初と変わらない、と思います。12ヶ月耐久ならそりゃまだまだ序の口だよね。
これから冬に向かっていくので雪や氷に対する耐久性がどの程度なのか楽しみです。降雪地帯なのでウィンドウに凍りついた雪を雪払いのゴムワイパーでガリガリするからな!覚悟しとけよレインモンスターストロング!!
最後になりますが、レインモンスターもガラコも、塗り込んだ後には30分くらい乾燥させてから水で濡らし固く絞ったタオルで拭き上げるのが効果を発揮させる肝です。これをやらずにすぐ拭き上げると、場合によってはワイパーが動作した時にガラスが白く曇る事が有るようです。ワイパーブレードの劣化が原因となる場合もありますが、気をつけるに越したことはありませんよ~。
ちょっとだけ時間と手間がかかりますが、是非やってみて下さい。効果絶大ですから。
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