僕のメインカメラはCANON EOS9000D
レンズはTAMRON 16-300mmF3.5-6.3 Di Ⅱ VC PZD MACRO
どちらも使い勝手が良くて高級バカチョンカメラとして十分な実力を持っています。
唯一、最大広角域での色ズレ問題を除けば。
機上での表示は盛大に色ずれしていますが、あるモノを使えば実害が無いことが判りましたのでレポートしますね。
EOS Kiss X9iよりちょっと高級なEOS9000D
2014年以来、僕のメインカメラはEOS70Dでした。
CANONのAPS-C機としては高級機に属するモデルで、レンズキットのEF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STMと共にいろんな所へ行ったものです。
写りも僕にとっては十分満足のいくものでしたが、70Dは星撮り専用機に改造してしまったので通常の写真撮りには向かなくなってしまいました。
そこで次に目をつけたのが当時発売されたばかりのEOS 9000Dでした。
EOS Kiss X9iよりちょっと高級で、操作性が70Dに近かったのが決め手です。
レンズは70Dのレンズキットで付いてきたEF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS STMが有るためボディのみを購入しました。
レンズ込みでの重さが70Dよりずっと軽かったのが印象的でした。
見た目の高級感が若干後退したのとシャッター音が軽くなった事。
選択できるISOのステップが少ないことなどに若干不満も覚えましたが、写り自体は満足しています。
ところが、一つだけですが大問題が起きてしまいました。
TAMRONの超高倍率ズームレンズ16-300mm F3.5-6.3 Di Ⅱ VC PZD MACROとの相性が悪く、広角域で色ズレしてしまうのです(´Д`);
TAMRON 16-300mm F3.5-6.3 Di Ⅱ VC PZD MACRO
EOS 70Dがメイン機だった頃、レンズキットの18-135mmではちょっと望遠が弱いな~と思い買ったレンズです。
広角は16mm(35mm換算25mm)から超望遠は300mm(35mm換算465mm)!
何と光学で約18.8倍の高倍率ズームレンズなのです。
さすがに画の甘さはありますが、持ち物を少なくしたい旅の友には十分なのでした。
TAMRON 16-300mm F3.5-6.3 Di Ⅱ VC PZD MACRO
EOS70Dでの使用は何の問題もなく快適で、イベント撮影や旅行に大活躍しました。
ところが!!
EOS 9000Dにこの便利な高倍率ズームレンズを装着すると、困ったことに広角域で盛大に色ズレが発生したのですΣ(゚д゚lll)ガーン
EOS9000D+TAMRON16-300mm+色ズレで検索すると・・・
困ったときのweb頼み。
検索するとこのページを見つけました。
価格.comのクチコミ掲示板
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000643470/#23421228
https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000643470/SortID=20926956/
やはり困っている人がいるんですね
EOS Kiss X9iでも同様の不具合があるみたいです。
9000Dも同時期発売の兄弟機みたいなものですからね・・・
でも、根本的な解決には至らないものの、9000DのMENUからレンズ光学補正→色収差補正をOFFにすれば「クリエイティブゾーン」のモード(P,Tv,Av,M)では色ズレが解消する事がわかりました。
早速やってみると おお! 色ずれしていない。
オートモードやシーンモードは滅多に使わないからまあいいか。
と、そのままにして使っていました。
EOS9000Dのファームウェアのアップデート
Ver1.0.1 → Ver1.1.0
https://cweb.canon.jp/cgi-bin/download/select-software.cgi
何の気無しに覗いたCANONのHPでEOS9000Dのファームウェアがアップデートできることを知り、早速やってみました。
ちょっとだけ、TAMRON16-300mmの色ズレが解消している事を期待して。
結果は・・・
何も変わらず、残念。色ズレズレのまま。
オートモード 画質RAW
RAWで色ズレって何よ?
文句言っても何も変わらないので・・・
またMENUからレンズ光学補正→色収差補正→OFFに。
クリエイティブゾーンでは色ズレが解消できましたが、オートモードではやはり色ずれしたままです。
あるモノを使うと色ズレが消える!
あるモノとは?
Adobe Lightroom です。
殆どの写真はRAWで撮っているので、AdobeフォトプランでLightroomを使用しているのです。
色ズレがした写真を取り込んでみたら、盛大に色ズレしていたはずなのにキレイになってる!
もしや!と思いいろいろ試してみました。
オートモードでRAW+JPEG記録。
ズームを広角最大から少しづつズームしてどの辺まで色ズレが起こるのか見てみました。
RAWはLightroomで色ズレが解消するけれど、JPEGは色がずれたままになるはずなので同時記録にしておけば色ズレが解消する焦点距離が判るはずです。
16mm
18mm
20mm
22mm
はい、この通り。
20mmまでは色ずれしたままです。
22mm以降はJPEGでも色がずれなくなりました。
CANONの現像ソフトは使っていないので同様の効果が得られるかは判りませんが、Lightroomを使えば9000Dの機上表示で色ズレしていてもちゃんと直るので問題なく撮影することができますね。
ただし、記録フォーマットはRAWにすること。
JPEG記録ではLightroomに取り込んでも色ズレは治りません。
まとめ
EOS9000D(Kiss X9i)とTAMRON 16-300mmの組み合わせの場合は
❌広角域で色ズレが発生する
対処法
MENUからレンズ光学補正→色収差補正→OFFにする
○クリエイティブゾーンのモードでは色ズレが解消
❌オートモードでは色ズレする
オートモードでの色ズレ対処法
○記録フォーマットをRAWにしてLightroomで現像する
❌JPEG記録にするとLightroomに取り込んでも色ズレは亡くならない
CANONさんとTAMRONさんには根本的な対応を望みたいところですがね~
このレポートが皆さんのお役に立てれば幸いです!!
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