我が家のオーディオシステムにはカセットデッキがあります。
VictorのTD-V515という3ヘッド機です。
2007年に、それまで長~く使っていたKENWOODのKX-1100Gが火を吹いて壊れてしまったため、ヤフオクで「メンテナンス済み」の触れ込みと17k円というまあまあのお値段で即決ゲットしたものです。
購入当初は全く不具合もなく、音もたいへん良かったので懐かしいカセットテープの音源を聞きまくりましたが、CDのリッピングをするようになってからはいつの間にか触らなくなってしまいました。
カセットが再生中に勝手に停止してしまいます!?
そんな訳でしばらく(2~3年?)動かしていなかったのですが、オーディオ用PCを設えたのを機にカセットテープのデジタイズをやってみようと思い電源を入れてみました。
ちなみに我が家のオーディオシステム全景
カセットを挿入して再生ボタンを押すと・・・
カシャッと音がしてテープが動き出しました。
しばらく順調だったのですが
なんと勝手に停止してしまいます!
あれ?おかしいぞ??
また再生してみましたが、やはり途中で勝手に停止してしまいます。
しばらく動かしてないからかな?
早送り、巻き戻しはどうかな?
早送りも巻き戻しは正常に動作しました。
でも、再生だけテープ1本完走出来ずに何度も止まっちゃうんです(;´д`)トホホ…
走行系の不具合だろうか?
ネット情報ではキャプスタン駆動用のベルトの不具合が該当しそうかな~って思いましたが、カバー開けてみないと判らんので思い切ってネジを外しカバーを外してみました。
TD-V515の内部
予想通り内部はスカスカ。
キャプスタン駆動用のベルトは横から覗いたところテンションもちゃんとあり傷んでもいないようです。
カセットホルダーを開いてキャプスタンを触ってみても、2つのキャプスタンともしっかり回転しています。
メカを外すのは大変そうなので見える限りの隙間から内部を観察してみたところ、リール駆動用の歯車やFF/FRを切り替えるギヤなどに欠けや不具合は見受けられませんでした。
んじゃなんで止まるのかな??
テープエンドで回転が物理的に止まると、テープ走行は自動停止するようになってますよね。
今回の不具合は、デッキが再生中にも関わらずそのような状態だと判断して再生を止めててしまうのだろうと想像しました。
だってメカは良さそうだし。
う~ん・・・
とりあえず、外せるところを外して点検してみよう!
テープセレクタの基盤を外そう
まずはメカをよく見るためにテープセレクタの基盤を外そうと思いました。
テープセレクタの基盤
ネジを3本外せばかんたんに取れそうです。
で、ネジ外しました
が!
手前に引き抜こうとしたところ何かが引っかかって抜けてこないじゃないですか~
何かゴムとかバネで引っ張られているような感触です。
少しづつ、もうだめだ~って所まで基盤を引き出してみたところ、基盤の先端から下の方に2本の配線が伸びているのを発見!
どこに繋がっているのかは見えません。
カセットホルダーが外れれば見えそうなんですが、これも簡単には外れそうもありません。
半田外して取ろうかとも思いましたが、そこまでやる勇気が出ず撤収することにしました。
テープセレクタの爪を折らないように慎重に基盤を戻してネジ止め。
何も悪いことが起きていませんように
と祈りながら電源投入してカセットをローディングしたら・・・
治っちゃった!?
何もしちゃいませんが、途中停止せずに1本完走できました。
何が起きたんだろうか?
カバー開ける前に、ディスプレイのテープタイプ表示がチラチラ動いていたのが気になっていたんだけど、今は安定しているし。
テープセレクタの基盤をいじったからかな?
いずれ、何もしていないので慎重に様子を見ることにしよう。
結果としては修理になっていないのでアレですね
やっぱダメだとなったら・・・
分解もちょっと難儀しそうなのでカセットデッキ専門の修理業者に依頼しよっかなぁ
ハイファイオーディオ
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