1975年ころに父親が買ったギター Morris W-18
使わないんならオレが使う!
ってことで手元にやってきたW-18を磨きあげてみたら、あら!
なかなかイイんじゃない?
Morris W-18
Morris、モリダイラ楽器のコマーシャルでした。
ニッポン放送の深夜ラジオでよく聞いたなぁ
青春時代、遠き昭和の思い出です。
W-18は定価\18,000
当時のギターは型番が定価だったりするので分かりやすいわ
Morrisの入門モデルですな
仕様は
◆トップ/スプルース
◆サイド&バック/トーグ
◆ネック/ナトー
◆指板・ブリッジ/ローズウッド
もちろんオール合板
面白くもなんともないモデルですが、40数年を経て枯れた(枯れ果てた?)音はどんなでしょうか??
早速チェックです。
外観は意外にきれい
モーリス製のようです。
寺田楽器でOEM生産されたモデルのほうがいい音しているってウワサ(;´Д`)
ボディ周りは多少キズや打痕はあるものの、浮きや膨らみは無い様子。
塗装も白濁しておらず、変な日焼けもしていませんでした。
ヘッドのロゴはちょっとだけ剥がれが・・・
ペグは錆が浮いたりくすんだりしてる
ナットは大丈夫。ヘタってない。
ネックはうっすら順ぞりのようだ
接合部に問題はない
フレットは7割くらいかな・・・
指板の減りは無し
ブリッジとサドルに問題は無いけれど、ピン穴周りが傷だらけ
いずれサドルは牛骨製かTUSQ製に交換しよう
全体的には綺麗な状態を保っていますね
弦を張る前にピカピカに磨いちゃうよ
ボディはピアノシャイミーというピアノ用の艶出しワックスで磨きました
何でピアノシャイミー?
家にあったからです(`・∀・´)エッヘン!!
ピカピカになります
変な研磨剤は入ってません!
指板にはローズネックオイルを塗りこみます
ローズ指板専用となっていますが・・・エボニー、マホガニーにも。
『ローズ指板専用 保湿・艶出し』
西洋杉のオイル成分を含んだロ-ズ、エボニ-、マホガニ-に最適なオイルです。
指板の乾燥を防ぎ潤いと艶を与え、ホコリや汚れを衛生的に吸着すると同時に防虫効果がありいつまでも生き生きと新しさを保ちます。
また、塗装面やメッキ部分にも優れた効果を表します。
数滴を布に含ませ拭きあげた後、柔らかな布で磨いてください。メーカーサイトより
ピッカピカになるし、指板に潤いが蘇りました。
ただし、べしゃべしゃになるまで塗らないように。
さらっとして伸びが良いので、タオルに染み込ませてから拭いてあげよう。
サドルもこれでふきふき。
問題はペグ
ペグはね・・・
錆というかくすみというかで美しくありません。
外してピッカピカに磨き上げます。
こんなんです
きれいになるんでしょうか???
手元にあった液体コンパウンドでひたすら磨きました
じゃ~ん!!!
かなり曇りはとれたぜぇ
ポストのネジが緩んでいるものがあったので締めこんでからネジ部にはちょっぴりグリスを注しました。
取り付けたら・・・
この通り!
カバーもピッカピカになった~(*´▽`*)
表面まで浮いた錆の部分はさすがに跡が残ったけど、これなら満足じゃ。
弦を張ってサウンドチェック
定番のElixir NANOWEB LIGHT GAUGE(PHOSPHOR BRONZE)
きっちり磨き上げて\18,000のギターには見えなくなった?W-18ですが、音はどうでしょう。
弦はエリクサーのフォスファーブロンズ。
定番中の定番~♫
高音がキラキラして気持ちいいです。
そこだけ見てれば5~6万のギターと変わりないかな
W-18はボディシェイプがドレッドノートなので低音がキモとなります。
ローコードでEをジャラ~ン♫
う~んちょっと弱い、低音弦の響き
まあ、合板モデルなのでそんなもんでしょう。
だからといって鳴らない楽器でもありませんね
しっかりボディの振動は感じられます。
もう何年も弾かれてなかったのだから、これから鳴らしてやれば案外化けるかもね
材も枯れて軽い音に感じるけれど、当時どんな音だったかわからないので「枯れた音」ということにしておきます。
さて、
近いうちにサドル交換してみよっと。
どんな感じに化ける??
まだまだやれることあるんで、長く付き合っていきますね~
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