2018年から私のDTMメイン機材となった ALLEN&HEATH のアナログミキサー ZEDi-10FX
中古機を格安で手に入れて4年、まだまだ使い倒すゾ!って時に不調に。
今回は新しいミキサー買っちゃえっていう話です。
ALLEN&HEATH ZEDI-10FX
音が良いという触れ込みで購入したアナログミキサーです。
8ch入力/2ch出力のアナログ・ミキサーと4ch入出力のUSBオーディオ・インターフェース機能を有し、さらに高品位なデジタルエフェクトも搭載した高機能高音質なマシン。
このエフェクトが最高で、いわゆるカラオケエコーからホールリバーブ、タップしてテンポを決められるテンポディレイなど盛りだくさん。
USBからPCのカラオケ(LiveDAM WINDOWS10)を流し込み簡易カラオケボックス気分を味わったり、豊富な入力チャンネルを使って一人ライブをやったりしました。
特に、2019年からコロナ籠もりを始めてからは稼働率が爆上がりで、電気を入れない日は無い(ウソだけど!)くらい使っていました。
中古で格安に手に入れたマシンでしたが、何の問題もなく良い音を出してくれていました。
ところが2020年の暮ころ、マイクプリの不調からコンデンサマイクに雑音が入るようになりました。
+48Vを入れなければ雑音は入らなかったのでファンタム電源の不調かもしれません。
いや~参った。どうしよう??
格安で手に入れたミキサー。
修理費はきっと ん万円・・・
LINE入力にも問題は無かったこともあり
考えに考えて、マイクプリを手に入れることにしました。
PRESONUS TubePRE V2
安価だけどそこそこ音が良く、真空管交換で化ける可能性を秘めています。
※真空管交換はいずれチャレンジしてみようと思っています
手配先は安心の SOUND HOUSE
すぐ届くのも魅力!
早速接続すると、心配していた真空管のノイズも感じられずコンデンサマイクも使えるようになり一安心。
この状態で2021年も(コロナ禍で籠もったままだったけど)楽しく音楽三昧。
さらなる不調!トドメか!?
2022年になってもまだコロナ・・・
もういい加減消えてほしい(;´Д`);;;
いつ過ぎ去るともしれぬコロナ
そろそろリアルな音楽活動が恋しいゾ!!
って思っていた2022年の3月
あるオンラインカラオケ大会の音源を録ろうとしていた時の事。
録音を聞き返していたら
んん???
何かボーカル途中でおかしかったぞ!?
Cメロ終わりの大サビの途中で、ボーカルの音がカクッ?となった所があったんです。
発声をしくじったんじゃありませんよ!
その時は分からなかったのですが、どうもミキサーの出力が右チャンネルだけ小さくなっていました。
再生音も、マイクからの入力も。
ミキサーの電源を入れ直しても、接続をやり直しても、日を改めて試してもやっぱダメ αβοοη_φ(゚∀゚ )
オワタ(@_@;)
今度こそアウトだ~~~~~~
オーディオインターフェースは持っているので音入れには当面困らないのですが、簡易カラオケボックスのクオリティが大きく下がるのは問題だな・・・
修理費はきっと ん万円++
となれば
新しいの買っちゃえ!!
って事で、楽しい機材選びです。
新しいミキサーを買おう!
選定の条件
- 予算は3~4万
- マイク入力は2つ以上
- ギター弾きたいのでHi-Z入力も欲しい
- ステレオのライン入力必須
- エフェクト搭載
- USBは24bit/48khz以上
- スマホ入力が有ればなお良い
- コンパクト
こんな感じ。
候補に上がったのは
YAMAHA AG06MK2
YAMAHA MG10XU
定番のYAMAHAミキサー
配信などではおなじみ。
だけどみんな使ってるから逆にイヤかな~
へそ曲がりだから
ALLEN&HEATH ZED60-10FX
コイツのUSBが24/48に対応していたら大本命なんだけど、設計古くて16bitなんだ。
ボツ
PRESONUS StudioLive AR8c
お値段に糸目をつけなければこれも欲しいやつ。
でも予算から大幅に外れるので・・・ボツかな~
デジタルミキサーという選択
上のミキサーは全てアナログミキサー。
デジタルミキサーは何となく高いってイメージだったので選択の俎上に上がらなかったんだ。
でも、安めのアナログミキサーで選択しようと思うと他のものには触手が動かず、行き詰まってしまったのです。
SOUND HOUSE の HP でミキサーを眺めていると
ZOOM の Live Trak L-8 というデジタルミキサーが目に止まったのです。
予算はギリおK!
取説を見ると美味しそうなスマホ接続機能を搭載しているじゃない。
iPhoneだとカラスタにUSBオーディオインターフェース経由でマイク録音する場合、どうしてか左チャンネルにしか音声が入らず使いものにならないんです。
わざわざマイクの音をステレオに振り分けて入力してやると歌がセンターに聞こえるようになるのですが、なぜだかプチプチと雑音が交じることが多くて幻滅。
Live Trak L-8 のスマホ連携機能はアナログでミキサーの音声を返すらしいので音質がどうか不安はあるものの、片チャン音声やプチプチノイズは無さそうなので試して見る価値は十分ありそう。
結局ポチッとしてしまいました(∀`*)ゞエヘッ
プライムミュージックで音楽三昧
Live Trak L-8
箱から出して接続を終えた L-8
使い方はミキサーを弄ったことのある人ならすぐわかると思います。
すぐわかりましたもの。僕にも。
音を出すまでなら特に難しい設定をしなくてもOK!
ちょっと残念だったのは、メインアウトがXLRコネクタ1系統だけだったこと。
RCAの出力も欲しかったな~
うちではRCAで接続したプリメインアンプ(SONY TA-F333ESX)をセレクター代わりに使っているから。
セットアップや接続については別記事に纏めることにして、今回は L-8 のファーストインプレッションを少しだけ書いてみます。
見た目
小さい!
今まで使っていた ZEDi-10FX とほぼ同じ大きさなのに
モノラルのマイク/ライン入力が6、ステレオ入力が2、メインアウトが1、ヘッドホンが4系統!、各チャンネルにはフェーダーまで付いている!!
デジタルミキサーはコンパクトだとは聞いていたけど、いや~凄い。
でも高級感は無い・・・
プラスチックの筐体は質感は悪くないけど弱そう。
手荒に扱ってはイケナイやつです。
フェーダーは良しとするけれど、ロータリーのノブはちゃちい。
もう少し質の良いものを選べなかったんだろうか(´-`).。oO
LCDの表示部が小さい
設定などを表示するLCDが小さいのです。
老眼の目にはちとキツい・・・
色使いはシックで良い
ガンメタリックベースの筐体は白かったり真っ黒だったりするより良いと思いました。
ボタンが発光する色もまあ良しとしましょう。
チャンネルストリップ部が青で塗られているのは分かりやすくて良いですが、青が少し明るいかな~
接続
入出力は全て上面に有るのでアクセスが容易です GOOD!
ただし、USBのポートは底面に有るため、接続を変えようとすると本体を裏返す事になります。
これは全く不便 (# ゚Д゚)プンスコ
不便ついでにあと2つ文句を言います
電源スイッチとSDカードスロットが本体後ろ側に有るため、配線のジャングルを乗り越えて手を入れなくてはなりません。
なぜ左右どちらかの面(理想は右側)に付けなかったのか・・・
もう1つは
付属のスマホ接続用4芯ケーブルがしょぼすぎる
使えるから良いってもんじゃないだろうってね
1回接続してみて、短いしIPADのイヤホンジャックに「むにゅっ」て入った感触がイヤだったのですぐにAMAZONから長いケーブルを買ってしまった!
内容からしてかなりリーズナブルなので致し方ないのでしょうけれど。
逆に言えば、この良くない部分3点が改善されたら素晴らしいマシン!って事だねヽ(`▽´)/
プライムミュージックで音楽三昧
L-8の音はどうなの?
我が家のDTMラック
モニターは JBL の 305P MKⅡ
DAW は PRESONUS Studio One Professional 5.5
ZEDi-10FX と L-8 の再生音の比較です。
第1印象はカタイ音だなと感じました。
悪い意味ではありません。ZEDi-10FX と比較してって事です。
ZEDi-10FX は太くてパンチのある音がしました。いわゆるドンシャリ的なね・・・
対して L-8 は今どきのスッキリした音がしました。
低音が薄いとかではなく、フラットなんです。
305P MKⅡ は低音がよく出るのでちょうど良いですね。
ヘッドホンでも同じ印象です。
僕のヘッドホンは SONY の MDR-CD900ST
もともとタイトな低音のヘッドホンですが L-8 のモニターに使うとあれっ?て思うくらいスッキリした音がしました。
FOCUSRITE の オーディオインターフェース SCARLETT 4i4 の出音も同様な印象ですので、最近の音作りはフラット志向なんだなと確認。
つまり、カタイ音ではなくフラットな音。
リスニング的にはつまんねー音💦
でもモニターとしては正解。
注目のスマホ接続機能は
L-8 の INPUT7 と INPUT8 は単独のモノラルライン入力の他にいろんな機能が割り当てられています。
INPUT7 には SOUND PAD 1~3 または USB入力1(ステレオ)
INPUT8 には SOUND PAD 4~6 または USB入力2(ステレオ) または スマホ入力(ステレオ)
それぞれ利用には制限事項があったりしますが、僕は基本的に
INPUT7 は USB入力
INPUT8 は スマホ入力
と決めているので問題なしです。
さて、ここで注目しているスマホ接続機能とは
スマホからの入力を受けるのと同時に、L-8 でミックスした音をスマホから入力した音を除いてスマホに返すことが出来る!というものです。
電話ゲストをご招待
電話ゲストをトークに参加させることだって、『L-8』なら簡単です。付属のTRRSケーブルでお使いのスマートフォンを『L-8』に接続するだけ。ミックスマイナス機能により、発信者の音声が再び発信者に戻ってしまうフィードバックを防止します。また、USBオーディオ機能で、Skype、Facetime、Hangouts、Slackなどの通話アプリを利用したゲスト参加も可能です。
ここでは配信を前提に紹介しているのですけれど、僕はこれを カラスタ に使おうと思ったわけです。
カラスタはスマホで使えるカラオケアプリです。
iPhone / iPad にマイマイクを繋ごうとすると、何らかのインターフェースが必要になりますよね。
iOS対応のオーディオインターフェースを使ってカラスタに録音すると・・・
何でだか左チャンネルからしか歌が聞こえてこないのです。゚(゚´Д`゚)゚。
でも、L-8 のスマホ接続機能を使ったらうまくいんじゃないかって思いついた。
はたして結果は!?
大満足!!
INPUT8 をスマホ入出力に設定して4ピンケーブルでiPadと繋ぐだけ!
カラスタの音はちゃんとL-8から聞こえるし、L-8のマイク入力からの音はちゃんとカラスタに録音されている!!
音量の設定とかまだまだ詰めなきゃいけないことはあるけれど、USBインターフェース経由で録音した時にたびたび発生していたプチプチノイズは出ないしカラスタに録音された歌声の音質もGOOD!
今までカラスタに抱いていた不満が一気に解消されたぜ!!
もうこれだけで L-8 を買った意味があるってもんです。
大満足です!!
ZEDi-10FX
不具合さえなければまだまだ働いてもらいたかったケド
いままでありがとう!
LIVE TRAK L-8
便利すぎてワロタ
使いこなしはこれから
あんな事こんな事を計画してます
うまくいったら紹介するね~
では本日これまで。
バッハハ~イヽ(`▽´)/
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