TOYOTAの大人気SUV、C-HRが我が家にやってきたのは2020年の8月。それまで乗っていたのは2.5LのマークXだった。
マークXはとても良い車でまだまだ乗り続けようと思っていたのだが、車軸かプロペラシャフトあたりから時折異音がするようになり、点検してもらっても原因がわからなかった事からC-HRへとバトンタッチすることになったのだった。
C-HRは妻が選んだ

マークXから次は何にしようか選定中に、たまたまTOYOTAディーラーでC-HRを見かけた妻。
とってもカッコいい車あった!!
と息を弾ませていたのが印象に残っている。そうなればトントン拍子だ。あっという間に契約書にサインする事になった。
ここは雪国だから四駆は必須条件。C-HRの四駆は1.2Lターボのガソリン車にしか設定が無かったのでグレードはS-Tにした。
G-Tという選択肢もあったのだが、G-Tのタイヤは18インチにサイズアップするので見た目はぐっと良くなるのだがお金をかけただけの魅力は特に無かったのでS-Tで十分だったのだ。
まあ、外装色だけはボディ赤でルーフが黒のツートンとこだわりを持ったが、他には特にオプションも付けずほぼノーマルな車。
乗り心地と運転フィールは上々

S-Tのタイヤは215/60R17のダンロップ。セダンからSUVへの乗り換えだったため最初はコーナリングの揺り戻しが大きく戸惑いもあったがこれはじきに慣れた。
意外だったのはマークX並の乗り味。ポンポン跳ね回ったりフニャフニャしたりせず、いい感じにしっとりしていたのだ。
車格が違うから細かく比較するとアラもあるとは思うのだが、納車から5年間、乗り味に不満を持ったことはなかった。
ただ1つだけ、2020年の年次改良で標準装備となったトヨタセーフティセンスにおいて車線逸脱警報とステアリングアシストのハンドル介入がとってもおせっかいで、ここでハンドル動かすなよ!って場面が結構あったのには閉口した。特に冬期にハンドルを動かされるとヒヤッとする。この機能をオフにする事は出来なかったのでこれだけが唯一の不満点であった。
カッコいい外観と引き換えの或る事

外観はこの通りのカッコよさ!
でも・・・冬になったら、判った。
雪下ろしがやりづらい!!!
あちこち出っ張ったり引っ込まったりしているので、さらさら雪ならいざしらず、湿った雪が凍結なんぞしたものなら雪を払うのに一苦労。
やっぱ何かあるんだな~カッコ良い外観の代償が。
私の車ではあるが常に乗るのは妻

C-HRは普段妻の通勤車である。通勤と言っても会社までは片道5分もかからない。
買い物に行ったとしてもそれほど遠くはないし、私は車の運転があまり好きではないので遠出もそれ程しなかった。
年に何度か盛岡まで行ったり、宮城は大崎市まで2回ほど、沿岸は釜石まで1度だけ。
5年間のほとんどがコロナ禍だったため遠出を控えたこともあり、総走行距離はたったの14600kmだった。
この走行距離の少なさが後で奇跡を呼び起こすのだが、こんなに走らない人はそう多くはないのだろうね。
残クレの支払い終了が近づいて

今年になってから「残クレの終了が近いから車をどうするか連絡するように」との通知が来た。
一旦は残クレ設定額の100万円弱を支払ってあと5年くらい乗るつもりでいたのだが、TOYOTAの下取り査定額が思った以上に高かった(約160万円)事もあり乗り換えを検討することにした。
候補に上がったのはカローラツーリング。
2025年5月の一部改良でGグレードの魅力が増したし、上位グレードのWXBは値段も上がったが装備の充実度は瀑上がり!
WEBのオンライン見積もりではGグレードなら320万少々、WXBでも350万位で乗り出せそうだと目星を付けた。
カローラツーリングにライバル登場
車買うとなったら見積を取る訳だが、マークX以来担当のディーラー営業さんは転勤でいなくなってしまい新しい営業さんはいまいち熱心じゃない。見積は遅いし対応もイマイチ。
そんな事だから妻がおかんむりとなり、以前から気になっていたMAZDAのCX-30を見に行く事にした。
MAZDAの赤はとってもキレイ。そして魅力的な青。とっても良い色だしCX-30のフォルムも美しく個性的だ。
MAZDAのオンライン試乗予約でCX-30を検索するとMAZDA北上店にあるとの事。早速週末に予約した。
CX-30に試乗

CX-30のターゲットグレードは2024年12月に追加されたi selectionなのだが、試乗車はレトロスポーツエディションだった。内装色がブルーじゃないからちょっと微妙・・・上位グレードなのにね。
とはいえ各部の質感は上々。
運転フィールは予想通り硬めでしなやかさは感じられなかったけど、操舵感とエンジンの回り方はGOOD!
指定された順路で約30分間の試乗だったのでエンジンをぐいっと回したりブレーキをグンと踏んだりステアリングをギッと切ったりは出来なかった。
雰囲気を味わっただけ。
まあ良い。
この時点で妻の気持ちはCX-30に固まったようだ。
私としてはカローラツーリングに未練が残るけど、おそらく今後10年乗る車を考えるとMAZDA CX-30の方が幸せ度は高いと思われた。
車を売るという選択肢

さて、コマーシャルではよく耳にする車買取り。今どきの常識とばかりやってみた。
申し込んだのは「ナビクル」
電話が猛烈にかかってくる!というのは本当だった(;´Д`);;;
登録してから1分もしないうちに携帯に着信!! しかも何社からも。
仕事中なので次々と出るわけにもいかず放置していると数十分後にはまた着信の繰り返し。これには参った参った・・・
結局その中から3社に見積を依頼し、1社は実際に来て見てもらった。
そしたら、驚愕の見積が!!!
ディーラー提示額の約1.5倍
( ;゚Д゚)ナ、ナンダッテー!!(゚Д゚;(゚Д゚; )
他社ではMAXでも180万くらいと言われていたのでさらに越してくるとは考えてもいなかった。
こんな事もあるんだ~
コマーシャルもまんざらではないな。
心は売却に決まった。
ありがとうC-HR。
総走行距離のうち、僕が運転したのは3割くらいだろうか。
運転を楽しんだとは言えないが、印象深い一台となったのは確か。記憶に残すため車が引き取られていく直前にその姿を収めたのだった。
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