叔父から貰った約50年もののPAスピーカー
TEISCO(テスコ)というメーカーのギターアンプとセットになったいたものです。
アンプもスピーカーもまだ動作しました(゚∀゚)
しか~し
アンプは妙な発信音がするしスピーカーは音がボヤボヤ~
アンプは諦めてスピーカーを何とかしてみようと思いました!
まずは裏板を外してみる
外観を観察すると、表側はサランネットが貼ってあるため分解不能。
裏側はネジ止めになっていたのでまずはこれを外してみます。
インパクトドライバーでぎゅーん!
2,3本錆びついていて外れ難かったけど、何とか抜けました。
裏板はBOXに沈み込んでいるため、隙間にマイナスドライバーを差し込み少しづつ持ち上げていくと、これまた何とか外す事ができました。
臭っ!
なんとも言えない臭い。50年前の空気???
裏板は10mm程度の合板でした。
薄い・・・
おまけ程度にグラスウールが貼り付けてあります。
スピーカーは30cmの20ワット(@_@;)
相手が真空管(ミニチュア管)のギターアンプなのでこんなもんで十分だったのでしょう。
今のハイパワーアンプ繋いだら一発でドーンでしょうねぇ
マグネットが小さい・・・
スピーカーを外してからフロントバッフルも外す
フロントバッフルは裏からネジ止めになっていました。
まずはスピーカーの配線をカットして、ナットを外してスピーカーを取り出します。
バッフルを止めているネジをこれもインパクトドライバーで、ぎゅーん!
意外と簡単にフロントバッフルは外れてくれましたがー
サランネットはバッフルをくるむように巻いてからタッカー止めになっていたので、これを取り去るのはホネでした(ー_ー;)
そして、予想通りフロントバッフルはMDF製
カラッカラに乾燥しているのでボロボロ壊れます。゚(゚´Д`゚)゚。
加工できるのでしょうか???
サークルカッターでバッフルに穴をあける
Amazon で購入した格安サークルカッターです
板に大きな穴を開ける道具
ADJUSTABLE CIRCLE CUTTER
電動ドリルに取り付けて使います
こんな感じ
もしうまく切れなくても、刃物は自分で研げるので値段で決めたのですが
十分使い物になりました。
ただ、50年もののMDF板が・・・
脆い
穴がボロボロにささくれてしまいます
まあ、開けば良しとしましよう。
バスレフポート用に93mmくらいの穴 2個
ツイーター用に50mmくらいの穴 1個 を開けました。
くらい、というのは
見ての通り穴が崩れて大きくなっちゃうから
このままでは使えないので、木口を水性ボンドで補強しました。
なにせ触っただけでボロボロ崩れていくんで・・・
乾いたら塗り直しを3回くらい
うまいこと補強できて、木口はカチカチに。
バスレフポートを取り付ける
バスレフポート
本当は、スピーカーの仕様に則って設置すべきなのでしょうが、今回選んだスピーカーの推奨キャビネットは不明だったので、えいやっ!でバスレフにすることにしました。
うまく行かなかったら穴を塞げばいいんです。
キャビネットの容積は約50Lでスピーカーは30cm
ポート2個・・・
なんちゃって計算で選んだのが ↑
取付部の径だけじゃなく、ポート内径も書いておいてほしい。
予想通り約70mmでした。
たっぷりのボンドで接着した後
裏面の隙間をコーキングで肉盛り
穴がボロだったので念には念を入れて。
ツイーターも取り付ける
ツイーターは、リコーンしようと思い立つ前に試しに買ってみたものです。
これまたAmazonから購入したもの・・・
Pyramid 25mmヘビーデューティーチタンスーパービュレットツィーター
とにかく安くて能率の良いものと言うことでコレにしたのですが
取付け不可能というオソロシイしろもの・・・
フランジを取りるけるための穴径よりも、接続端子の幅がずっと大きい!!
穴に端子が干渉して入らないのです!
さすが彼の国製品
仕方ないので表面からの取付けは諦めて裏から止めることにしました。
何とか収まって
ローカットはコンデンサ 1μF 1個で当面様子見です。
ウーファー(フルレンジか?)を取り付ける
今回選んだのは CELETION の N12H-100TC
12インチだけど高域用のコーンも追加されているヤツ
周波数レンジ:50-10,000Hz とウーファーとしては広帯域です。
ツイーターとのつながりに期待したのですが、
結果的にはあまり良い選択では無かったかな・・・
それほどいい音でもなかった ああ
普通に安い4000Hzくらいのウーファーで良かったかも。
4000円くらい差があるのだよ。
で、収まりはこんな感じ。
ウーファーの取り付け穴は4個しか無かったので、更に4箇所、外側からトラスねじで締め付けてみました。
端子に配線して、裏蓋を取付けたら出来上がり。
音出し!
さあ、音出しなのですが、箱がヤワなのとフロントバッフルがカッサカサ、裏板も薄い・・・と、不安材料ばかり。
出てくる音は
うーん
中音域のヌケが悪いな
低音も若干薄め
良く言えばタイト。
バスレフ計算はいい加減なので、周波数特性を測ってみないとチューニングもままならないのでまずはこのまま、ユニットのエージングをしていきましょう。
パワーは入りますね。
手持ちのパワードミキサーは PHONIC の POWERPOD 410R
出力100Wですが、ボリューム11時くらいまで上げると部屋の中ではうるさくていられないくらいの音圧になります。
ただ、危惧したとおり箱が負け気味・・・
ボリューム12時超えるのは勇気がいるー
まだやってみてません。
きっとやりません・・・
中音の音抜けの悪さは、イコライザーで高音を少し持ち上げると改善しました。
ツイーターのコンデンサ詰めれば良くなる可能性がありそうです。
今後の課題ですね。
今後の課題
・周波数測定をする
・それをもとにバスレフのチューニング
・さらにツイーターのコンデンサ容量を調整
さて、いつになるやら。
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