20m電波望遠鏡
国立天文台水沢VLBI観測所(旧緯度観測所)内にあります。
巨大なパラボラアンテナ
電波望遠鏡による観測がいかなるものかはよく分かりませんが、水沢観測所にある電波望遠鏡はとても大きく、見るものを圧倒します。
単純にカッコいい!
運良く動いているところを見たときにはわくわくしました。
昼の様子はこんな感じです。
広いキャンパスはAM9:00~PM5:00まで自由に見学することが出来ます。
http://www.miz.nao.ac.jp/content/tour_guide_mizusawa_campus
ここで光学観測により地軸の動きを研究していた緯度観測所は、現在は奥州宇宙遊学館として公開されています。
2017年3月に夜間ライトアップされた時の電波望遠鏡
通常、夜間観測時にはオレンジ色の低圧ナトリウム灯によりライトアップされるのですが、この時は緑色にライトアップされました。
奥州宇宙遊学館も緑
ちょとコワイ・・・
史上初、ブラックホールの撮影に成功
https://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html
この電波望遠鏡はイベント・ホライズン・テレスコープに含まれてはいませんが、水沢観測所の本間希樹所長は日本の研究者の代表として、2019年4月に世界初のブラックホールの画像直接撮影に成功した国際プロジェクトの一端を担いました。
ハワイや南米、南極などに設置された電波望遠鏡が協力する国際プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ」が、5500万光年彼方の銀河の中心に存在する超大質量ブラックホールを撮影することに成功した。
2020年のノーベル物理学賞
https://www.nao.ac.jp/news/topics/2020/20201007-nobel-prize.html
地元紙でも大きな話題となりました。
しかしながら
日本は基礎研究分野への予算削減をはかり、水沢観測所が大ピンチに。
https://news.yahoo.co.jp/feature/1816
今回は何とか予算措置が講じられた模様で一安心しましたが、このままでは研究続行に支障をきたしてしまいます。
銀河系の三次元立体地図を作ることを目的にしている「VERAプロジェクト」
その意義を皆さんにも知っていただきたいです!
https://www.miz.nao.ac.jp/veraserver/outline/index.html
地元ならではの支援策
地元でも電波望遠鏡の継続運用を求める署名活動が行われ、その動きは県内から全国へ広まりを見せています。
また、地元ならではの、ちょっと変わった支援策を紹介します
奥州ブラックホールプロジェクト
https://plaza.rakuten.co.jp/machi03iwate/diary/201909240000/
お菓子を通じて、地域振興と天文台の応援をするのです
見かけたときにはぜひお手にとっていただきたいです!
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