大河ドラマの撮影地としても有名な「歴史公園えさし藤原の里」でホタルの鑑賞会を行っています。
期間は2021年は6月18日(金)~7月4日(日)の各週末。
自然の中ではなかなか見ることのできなくなったホタルを間近に見学することができます。
ホタルは夏至の頃、蒸しッとした風のない夜にたくさん出る(らしい)
岩手県奥州市でホタルが見頃となるのは例年6月中旬から。
最初に姿を現すのはゲンジボタルです。
夏至の頃、蒸しッ(虫ッ?)とした風のない夜に多く見られるのだそうです。
ただ、2021年の夏至(6/21)あたりは寒い夜が多く、いつもホタルを観察に行く(秘密の)”あの”場所へも行かずじまいでした。
藤原の里でホタル観賞会をやっているのは知っていましたが、週末の金土日のみの開催なので自分の都合+お天気次第という難条件をクリアしないと見に行けません。゚(゚´Д`゚)゚。
藤原の里のHPとにらめっこをしながらチャンスを待ちました。
トップページに「源平ホタル観賞会」の開催状況が載るんです。
※シーズンにしか情報が載らないようです(2022.10追記)
やってきたチャンス!
受付を済ませた後、レクチャーを受けたら観賞会スタートです
2021年6月27日(日)
チャンス到来!!
昼間は晴れて気温上昇し、夕方曇って来たけど雨は降らず風も弱い。
コンディション良し。
受付は午後7時30分からなので、ちょうどそのころ到着するように出発しました。
藤原の里の駐車場にはすでにたくさんの車が(゚д゚)!
入園料\400を支払い検温を受け、来場シートに名前などを記入したらゲートINです。
受付は午後8時まで。
締め切り後レクチャーが始まりました。
およそ200人弱くらいでしょうか。
結構な参加者です。
やはり子供連れが多いですね。
ホタルを鑑賞する時のマナー
源平ホタル観賞会で配布されたレジュメ
ここは公園の中だし、たくさんの人が集まります。
野山の中とは違ったマナーも必要ですが、多くは共通しているので挙げておきます。
①虫よけスプレーは散策前に塗布してください。
②ホタルは光に敏感なので懐中電灯で照らしたり、フラッシュ撮影はしないでください。
※お子様の光る靴での参加はご遠慮ください。
③大きな声や振動が伝わると光らなくなることがありますのでお静かに願います。
④ホタルを捕まえたり持ち帰ったりしないでください。
⑤スタッフが誘導しますので一緒にご移動願います。
⑥ケガ防止の為、歩道以外のやぶなどに入らないでください。
⑦明かりのないところや水辺を歩きます。足元に注意して堀に落ちないように気をつけてください。
小さいお子様には必ず保護者の方が付き添い、手をつないでください。
①~④は何処にホタルを見に行っても共通のマナーですね。
⑦は自然の中ならなおさら。人気の無い水路に落ちたりしたら大事故につながります。
また、クマが出たりするかもなので十分周りに注意しましょう!
あと、写真を撮りたい人もいますよね。
写真撮りのマナー(先着優先、構図の中に割り込まない、など)にも気を付けましょう。
散策開始
園内マップ 藤原の里のHPより借用
藤原の里でホタルを見ることができるのは
政庁の外側にぐるっと回っている壁元の堀
伽羅御所脇の大路
伽羅御所内の池周辺
などです。
以前は奥の城柵あたりにも見られたようですが、現在はそちらにはいないとの事で行くことは出来ません。
政庁の周り、大路周辺での写真
大きく強く長く光るのがゲンジボタル
小さく点滅が早いのがヘイケボタル
ゲンジも飛んでいましたがあまり数は多くなかったですね。
ヘイケは水路の草にたくさんかたまって光っていました。
僕みたいにイチガンと三脚を担いできている人はほぼ無し
会場は広いので場所取り合戦も無し。
ただ、ホタルは分散して飛んでいたのでそれほどたくさん画面には入らず・・・
事前にロケハンもできなかったのでどこでどんな風に写真を撮るのかイメージできなかった。
今回の撮影は失敗だったな~
次の機会(もう無かろうけど)には上手くできる!! ← ウソ
ホタル撮影のセッティング
今回はまず場所がどんなところか分からないまま撮影に臨んだのが失敗の原因。
しかもズームレンズ TAMRON 16-300mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ VC PZD MACRO を付けていったのが悪かった~
ズームレンズが都合悪い理由
基本的に暗いこと(解放でもF3.5)
ズームレンズだってこと(ズームするとピントが変わる)
向いているレンズって何?
ボクの持っている単焦点レンズと言えば
TAMRON SP AF60mm F/2 Di II LD [IF] MACRO
カメラはEOS9000Dなので焦点距離は1.6倍となり約96mmの中望遠レンズとなります。
よく考えたらこれのほうがずっと良かったよな・・・アホだったわ( ;´д`)トホホ…
ピントの決め方
これはロケハン前提で考えるべきことなのだが・・・
藤原の里でホタルを写真に撮るなら、3m先に焦点を固定しておくのが良いのではないかな。もちろんオートフォーカスはダメですよ!ピントはマニュアルにしてレンズの目盛で決め打ちします。
水路の幅は狭く、すぐ脇まで近寄ることができるし、三脚に固定した場合ホタルまでの距離は最短1.5mくらいなので、画角にうまく収めるために少し距離に余裕をみたほうが良いのではないかと思うから。
ピントをマニュアルにして3m先に焦点を合わせたら、テープでピントリングを固定しちゃいましょう。
あとは、ホタルと画角の関係でカメラの位置を決めるだけ。
撮影条件
もちろんマニュアルモードで撮影します。
ISO1600
シャッター8’’
絞り開放(場合によっては少し絞る)
三脚に固定してレリーズで連写するのです。
なぜ連写するかというと、後で比較明合成してホタルの光をマシマシするため!
ISOは1600で決め打ちしてもよいと思いますが、シャッター速度は撮影対象で前後するかも。
ゲンジボタルは長く光ってよく飛ぶのでシャッター長めにすれば長い光条が撮れるし、ヘイケボタルはあまり動かずちかちか光るのでシャッター短くても良いかもしれない。
いずれ、現場は暗く、撮った写真も暗いのでピントが合っているのかどんな絵になっているのかさっぱりわからない・・・経験がものをいう撮影ですね~
前回の事をすっかり忘れて、大事なピントとレンズの事がおろそかになってました(´;ω;`)
忘れないように記事にしたので、次のチャンスにはちゃんと設定を見返してから行こう!!
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