第12回フランク永井歌コンクールに参加 ー 決勝進出するも…入賞にはあと一歩及ばず

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2024年3月16、17日に宮城県大崎市にて「第12回フランク永井歌コンクール」が約5年ぶりに開催されました。前回大会では初参加ながら特別賞を頂き、次はさらなる上位入賞を!と意気込んでいたのですがコロナ禍により中止→延期、延期、延期・・・私も含め歌コンファンはずいぶんと心待ちにしておりました。

あれから半年も経ってしまいましたが、忘れないうちに振り返ってみました。

目次

フランク永井歌コンクールとは

「昭和を代表し、魅惑の低音と呼ばれたフランク永井の歌を歌い・聞き・歌い継ぐ機会を通じて大崎市の地域づくりに大きく貢献していきたい」と言う趣旨のもと、フランク永井の出身地である宮城県大崎市松山町で2008年から開催されてきたフランク永井の歌だけが歌われるコンクールです。

初日が予選、2日目は予選を突破した精鋭30組による決勝大会の2日がかり。例年120~130人が参加し宮城県以外からの参加者も多い大会なのですが、今回はコロナ禍でずいぶん間が開いたためか90人程と少し少ない参加者となりました。

それでも北は北海道から南は兵庫までフランク永井の愛好者達が一堂に会し、まずは予選突破を目指し自慢のノドを競い合いました。

予選突破は30組

今回の予選参加は90組なので1/3が予選突破します。カラオケ大会なら入賞レベルですね。前回は120組中の30組だったので結構な狭き門。

しかもこの大会はコンクールと銘打っているため、歌唱は2コーラスですが歌詞モニターの無い完全暗譜で歌わなくてはなりません。予選を突破するためには、歌が上手いとか以前に歌詞が淀みなくすらすらと出てくるまで歌い込んでくる必要があります。

それだけに出場する人たちは皆フランク愛に溢れ、心から楽しみにして来ていると感じました。

中には出たい気持ちが溢れすぎて歌詞カード片手の方もおいでで、講評で審査委員長の井上博雄先生にやんわり叱られておりました。先生も苦笑しながらお話ししておられたのでそれもアリなのかな~って思います。まあ、カンニングしての予選突破は叶わないのですが本人はとても楽しそうに歌っておいででした。

さて、私の予選歌唱順は35番。

今回は3位以上を目指し、あわよくば優勝を!などという欲望を胸にステージに臨みました。

歌うのは「旅秋」

「旅秋」は老夫婦の旦那様(もしくはスナックのママを旅に誘おうとしているオジサマ)が秋に旅をするならここに行きたいという妄想?を歌った曲です。※私個人の考えです💦

哀愁を帯びたメロディーとギターの伴奏がよくマッチしている隠れた名曲。

2023年の秋にフランク永井歌コンクールが翌3月に開催すると知ってから急いで選曲し、何度も歌い込んできました。

曲も歌詞もしっかり頭に入っています。ただ、いつもの事なのですが突然歌詞が飛んだり入れ替わったり・・・予選前夜の練習でもバッチリOK!とはいかず、少し不安が。あんなに練習したのにね…

100回歌っても100回ともバッチリなようにするのが練習。それを本番一発で発揮できるようにするのは場数を踏む事。

コロナ禍でほとんど人前で歌っていないこともあり場数は踏めていない…
不安を拭う事が出来ないままステージへGOなのでした。

余談ですが

予選のステージ袖待機前に少しだけ会場を覗いている最中、一人の恰幅の良い老紳士が私の前(私の結界をあっさり破りすごく近くまで。もうほんの目の前)にやって来て「何で六本木うだわねの!? おら聞ぎでがったじゃ!」と少し怒ったように言って去って行ったのです💦💦

六本木とは前回私が歌った「六本木ワルツ」の事なのですが、その方は私の事を覚えていたんですね!びっくりして言葉もありませんでしたが、何とも光栄な事です。

でもそのお方、恰幅は良いし近すぎる位置で迫力満点でおまけにこぶし握ったままお話しするもんだから殴られんじゃね??とか思った(大汗);;;;

予選は無事通過し決勝へ

歌詞への不安を抱えながらの予選ステージでしたが、オジサマの応援もあり(応援じゃないか?)何とか歌い切ることが出来ました。自分的にはまずまずな出来。歌詞さえ間違えなきゃ予選突破は間違いないと確信しました。

それにしても歌コンのスタッフさん達は優しい!

袖で出番待ちしている間も不安そうな人がいれば声を掛けてくれたり、歌い終わってステージを降りる際にも「良かったよ~」って笑顔で迎えてくれる。

結果はどうであれ、また来よう、また出たい!って思うのはこの良い雰囲気のおかげだと思います。

私の歌い終わりには「わたし旅秋好きなのよ~聞けてよかった~」って声を掛けていただきました。緊張から解放されてからの優しい言葉に感激。

歌い終わってちょうどお昼時となり、私は少しの間会場を離れ昼食に行きました。

その間にあの方が歌っていたのは知る由も無く、決勝ステージで衝撃を受けるまで甘い夢の中におりました。

古川で予選の反省会

初日の予選は無事突破し決勝ステージに進む事となりました。

大崎から自宅までは結構な距離があるため、前回の反省を踏まえて古川に泊まる事にしてありました。

宿の近くで焼き鳥食べながら反省会。

やきとりゆう介

ここに行きたかったけど、カウンター席のみで残念ながら予約一杯。

仕方なくやきとりセンターで軽く一杯。

深酒は禁物なので早めに切り上げました。

2日目:決勝ステージの朝

コロナ前に開催した前回大会と違って、今回は11時までに受付すれば良かったのですが・・・私は古川から車なので10時には会場IN。何と一番乗り!もっとゆっくり来ても良かったな~

時間がたっぷりあるので会場裏手の山中にある羽黒神社へ。

体育館の横の道をずんずん登れば…かなりの急坂…息が切れる😱

大崎の街を一望しながら必勝を祈願!!!
前回同様のルーティーン。

その後控室に戻り決勝に出場する人たち数人と話をしたりお茶をいただいたりしながら時を待ち、いよいよ会場入りの時間です。

決勝ステージ

予選も結構な人出でしたが、決勝はやはりたくさんお客様がおいでになります。

私の決勝歌唱順は10番

12時からの開会セレモニー後、いよいよ本番開始です。

少し緊張は感じましたが意外と落ち着いていられました。

歌詞への不安もありますが、この舞台は決勝ステージなのでそんな事はもうどうでも良いのです。予選での歌詞間違いは決勝への道が閉ざされるのとほぼ一緒なので絶対ダメ(決勝ももちろんダメ)ですが、決勝ステージに進めば後は楽しむだけですから。

歌うのはもちろん「旅秋」

一つだけ気がかりが…

結構大掛かりなPAなのです。

会場は体育館なので客席ではかなり音がぼわぼわと響きます。ところがステージ上では会場の響きは遠く、コロガシからの返しは小さめで少し歌いにくく感じました。

返しがもっと大きいか、あるいは返し無しで会場音だけの方が私にとっては歌いやすい環境となります。

予選の時に感じた歌いにくさ、これが結果的に強敵となりました。

もともと囁くような歌い方は得意ではないし声量もある方なので、返しが小さいと無意識に声量が上がってしまうのです。

今回はそのパターンにハマってしまい、強めな歌(柔らかさが失われる)+サビで1ヶ所余計に力んで音を大きく外してしまったのです😰

コントロール出来ない力みでした。やっちまった…と思いました。

最後に待ち受けていたのは、衝撃!!

優勝したのは原田佳眞(かさね)さん

 

決勝に進んだ皆さんはやはり上手ですね。同じ曲で何度も挑戦されている方が何人もおり、熟練度の高さを感じます。

そんな中、最後に登場したのは小柄な女性にしか見えない原田佳眞さん。
歌ったのは「ラブ・レター」

歌い出した瞬間、私の脳内は大混乱に陥りました。見た目は小柄な女性(その時はそうだと思った)なのに・・・スピーカーからはフランク永井本人?かと思う魅惑の低音が!!! 何度もスピーカーと本人の顔を見比べ心の中で「え、え?うそだろ?」とつぶやき、やっとの事で状況を整理して歌に聴き入る事ができたのは1コーラス終わりの頃。

もう衝撃でしかありませんでした。

今まで歌を聴いてこれ程の衝撃を受けたのは初めてって位すごかった!柔らかくて深い美低音ボイスと見た目とのギャップ。歌も上手んまい。

それもそのはず、プロを目指してレッスンしているんですって。

はぁ~ すごい人っているもんだ。

結果発表

結果は推して知るべし。ですが一縷の望みをかけて発表を待ちました。

優 勝  原田佳眞さん ラブ・レター

準優勝  地紙早彩さん 東京カチート

第3位  鈴木貴等さん/地紙早彩さん 好き 好き 好き

特別賞  今野中道さん 冬子という女

特別賞  田中頼人さん  君恋し

特別賞  佐々木良二さん 新東京小唄

◇吉 田  正 賞  原田佳眞さん

◇フランク永井 賞  原田佳眞さん

特別賞から発表されるのですが、まあ、ここでは呼ばれたくないですよね。

今野中道さんと佐々木良二さんは大会常連の大ベテラン。

田中頼人さんはジェロ版のカラオケで「君恋し」を歌い新鮮な感覚を持ち込み会場を沸かせました。納得です。

第3位は若者ペア鈴木貴等さんと地紙早彩さん。「好き 好き 好き」を溌剌と歌い上げ、歌唱中に二人で見つめ合ったりしてもう羨ましい限り。

第2位・・・ここで私が呼ばれなければアウト。

はい、アウトでした😭

第2位は若者代表、地紙早彩さん「東京カチート」ホント素敵な歌で感動しました。

紙地さんは2019年の前回大会で、決勝アトラクション時に「パプリカ」を歌った人でした。その時は妻と二人で(紙地さん)優勝!!と語り合っていたほど。

成長して素敵なお嬢さんになって歌ももっと上手くなって。私は負けちゃったけど納得です。

そして優勝は、原田佳眞さん「ラブ・レター」

ダントツいちばん!おめでとうございます。

先生の講評

審査委員長の井上博雄先生からは講評で手厳しい指摘があり、ああ、これは私の事を行っているのだろうな…と思うような事柄がゾロゾロ💦

特に
緊張した場面では自分をよく見せようと力んでしまう
とか

リズムはちゃんと出来た上で崩さないとろくな事にならない
とか。

とどめは
昨日(予選)は良かったのに、今日(決勝)はこんな下手だったっけ?と思う人が居た!

はい、よく分かっております。今回は全くその通りでした。

前回大会の講評でも同じような事をおっしゃっていたなぁ…進歩してないなぁ。私の事じゃないかもしれませんが、私事として受け止めました。

参加者との交流も楽しみの一つ

リアルな大会では参加者との交流も楽しみの一つです。私は若干人見知りなところもあるのですが、カラオケ大会などではチャンスが有ればできるだけ声をかけるようにしております。

今回も何人かとお話しできたので紹介します。

優勝者 原田佳眞さん

決勝で原田さんの歌唱を目の当たりにしてもの凄い衝撃を受けた私。原田さんの歌に圧倒されていろいろ思うところもあり、ぜひお話ししなくてはと歌唱が終わって席に戻られたところを直撃!

もう興奮状態だったので何をお話ししたのかよく覚えておりませんが、とても素晴らしい歌だったという事を伝えたのと、原田さんが私のブログを見てくださっていたという事は覚えております。

前回大会のレポートを私の私感で書き殴っただけのブログですが、参考になったようで嬉しい限りです。

表彰式の紹介で原田さんがプロを目指してレッスン中なのだと知り、道理で上手い訳だわ~って納得。見た目と美低音ボイスのギャップ、なかなかの武器を持っておいでなので是非プロになっていただきたいです!!応援します👏👏👏

準優勝・第3位 鈴木貴等さんと地紙早彩さん

地紙さんは第2位、鈴木さんとのペアでは第3位と大活躍のお二人。決勝では席が近くだったので発表待ちの時からいろいろお話ししておりました。

地紙さんは前回大会のアトラクションで「パプリカ」を歌った女の子だったと判りその事で盛り上がったし、鈴木さんとは地紙さんと見つめ合って目配せしながら歌っていた姿があまりにも仲睦まじく、しかもとっても上手かったのでオジサン妬けてしょうがなかったなんて話をしました。

このお二人も地元で歌のレッスンを受けているとの事で、今回の上位入賞者はいずれも歌の指導を受けている方が独占したという結果になりました。ムムム…

特別賞 田中頼人さん

田中さんの方から声を掛けていただきました。東京で音楽関係のお仕事をしているとの事で、「君恋し」をジャズアレンジしたジェロ のカバー版をチョイスするセンスは流石でした。オケがかっこいいし、歌もきっちりリズムに乗って手堅く歌われていたのが印象に残っています。

そして何と!田中さんも私のブログを見てくださっていたのだそう。

ほんとびっくりでした!!!

結果は手ぶら。悔しいぞ!!!

優勝した原田さんの歌を聴いて、自分の未熟さと歌への覚悟の違いを思い知らされました。レッスンを受けている若者の成長は脅威だし大ベテランの先輩方だって一意摶心で頑張っておられます。今回の手ぶらは想定外でしたが実力不足を認めなくてはなりません。

手元には決勝進出者への記念品である写真立てとお酒だけ。まあ仕方ないです。

でも、今回の上位入賞者の副賞に前回まで無かったニッパー像(ビクターの犬)が含まれていたのは許しがたし!!!優勝者だけが手にできるはずじゃ無かったのかい?私はビクターの犬欲しさに頑張っているようなモノ(それだけじゃ無いですけどね💦💦)なので悔しくてたまらん・・・

とまあ

いろいろ思うところのある第12回フランク永井歌コンクールは閉幕し、さあ帰るか…と控室に向かう途中で審査員の千葉先生と遭遇。「惜しかったね~」って声を掛けていただきました。話しぶりから僅差で入賞を逃したようです。

あそこを力まずさらっと歌っとけばもしかして・・・

そんな事が頭をよぎりましたが後の祭り。次回がある事を期待しつつ、優勝への道のりの遠さと自宅までの道のりの遠さをかみしめながら帰路につきました。

決勝ステージの写真と記念品の写真立て

決勝進出者には記念品のお酒も(一ノ倉特別純米酒フランク永井ラベル)

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