「歌ってみたをやろう!」の第3弾
今回はどんなふうに 歌入れ(録音)をしているのかをご紹介します。
そんなの、アレだよ!
違うんじゃね??
とか意見はあるかと思いますが、あくまでも私の場合なのでご参考まで。
因みに上の写真、RODEのコンデンサーマイクですが・・・
私の持ち物ではありませんm(_ _)m
写真がかっこよかったから、つい、使っちゃったんだ (´Д`υ)))ポリポリ
歌入れまでにすること
- 曲を決める
- 歌詞ノートを作る
- 伴奏(カラオケなど)を入手する
- DAWに伴奏トラックを準備する
曲を決める
まずはここからですよね
何を歌うのか決めないと先へは進めません
私は基本的に何でも歌います(歌える歌ならば、ですが)
最近の若者歌はキーが高かったり音形やリズムが激ムズだったりするので好んでは歌いませんが、もしリクエストを受けたらチャレンジするかな (´ェ`)ン-…
好んで歌うのは安全地帯、フォークソング、昭和歌謡。
若干の演歌、ムード歌謡なんかも歌います。
ニューミュージック(死語か?)も好き。
一貫したポリシーは無いので、その時に歌いたくなった歌を選びます。
歌詞ノートを作る
中島みゆき「ホームにて」 最近歌った。
歌う曲が決まったら、歌詞チェックをします。
楽譜が有れば一番良いのですが、無ければインターネットを駆使して調べます。
この時に良く歌詞を読みこんで、意味を考えイメージを作りましょう。
それから楽曲を細かくチェックしながら歌詞ノートに記入していきます。
でも
調べた歌詞をそのままノートに書くのではありません。
ノートには歌詞をひらがなとカタカナのみで、自分が聞き取った通りに記入していきます。
言い換えれば、自分が歌いたいように発音を記入するのです。
発音の記入ができたら、その音に付帯する母音や音の伸ばしなどを赤色で書き加え
ブレスの位置を斜線で区切り
強調する音に丸印を付け
必要ならリズムを点と横棒で書き加えます
私はこの作業を「歌唱設計」と呼んでいます。
何度歌っても同じように歌えるようにするための設計図。
その通りに歌う努力をするのですが
歌っているうちに「ここはこうしよう!」とか「こうやったらカッコいい!」とかアイデアが出てきますよね
そういうときは練習しながら気に入るように書き換えていきます。
録音して、聞き返して
もういいかな~?
ってなったら、歌入れの練習は終わりです。
私の歌声ノートは
iPad PRO + Notability + アップルペンシル で作っています。
Notability は優れたメモアプリで重宝してます!
伴奏(カラオケ)などを入手する
DAMやJOYSOUNDのカラオケ音源を使って歌うのは手っ取り早いのですが、基本的にはご法度。
You Tubeに動画投稿しようと思うと、著作権や著作隣接権に注意を払わなくてはいけません。
著作権フリーの音源を見つけれるかどうか
まずは歌いたい曲の伴奏動画や音源(権利的にOKなもの)がネットに転がっていないかどうかをチェック!
運良く有れば次の段階に進めます。
無かったら?
選択肢はいくつか有るけど・・・
- 自分で演奏する
- 自分で伴奏を作る(MIDIとかで)
- 誰かに演奏してもらう
- 誰かに伴奏を作ってもらう
ううう
お金かけたくないなら自力で何とかするしか無い
私は少しだけギターが弾けるので自力で演奏するか、ソフトの力を借りて伴奏音源を作るかですね。
プライムミュージックで音楽三昧DAWに伴奏トラックを準備する
私のDTMシステム
音源の用意ができたなら
DAWに伴奏トラックを録音、またはファイルをドラッグ・アンド・ドロップして伴奏トラックを作ります。
私が使っているのは PRESONUS の StudioOne PRO5.5
これしか使ったことがないので他のDAWが良いよ~って言われてもね~
さて
音源のファイルが入手できた場合はD&Dするだけなので省略
YouTubeとかからDAWに取り込む場合は
iPad → USBオーディオインターフェース → ミキサー → DAW
と繋いで録音します。
ちょっと手間がかかりますけど
iPad の再生音をできるだけ高音質で録音するための接続なので。
さらに
ミキサー(ZEDi-10FX)には3バンドのイコライザーとデジタルエフェクトが付いていて、やろうと思えば音質補正とリバーブの掛け録りができちゃうんです!
ここまでやれば歌入れの準備は完了。
あとは歌を入れるだけ!?
プライムミュージックで音楽三昧いよいよ歌入れをする
- マイクは何を使うか
- マイクプリとコンプレッサーの調整
- 準備ができたら歌う歌う歌う
マイクは何を使うか
私のメインマイク MXL V67G
「歌ってみた」に使うマイクはこれです。
安価ながら評判の良いコンデンサーマイク MXL V67G
少しハイ上がりの特性で抜けが良いため、声がキラキラします。
もっとも、それが欠点ともなりマイクとの距離感が合わないと低音がスカスカになってしまいます。
適切な距離感は何度かトライ録音して感覚を掴みます。
あとは歌っている最中に興奮して体を動かさないように注意すること!
マイクの感度は良く左右のスイートスポットはある程度広いのですが、前後に動くと結構音質が変わってしまうので。
これにリフレクションフィルターを付けるかどうかは悩みますね
不要な反射音を防ぐためには効果が大なので付けたほうが良いのですが、マイクの後ろ側に壁ができてしまうので歌詞を見るには不都合なんです。
歌詞をすっかり覚えてから歌入れするのが理想なので、頑張って覚えろってことなんですけど (^_^;)
対策は研究中・・・
マイクプリとコンプレッサーの調整
マイクプリ PRESONUS TUBEPRE V2
コンプレッサー FMR AUDIO RNC1773
私のミキサー、マイクプリの調子が悪く仕方なく導入したこの子たち。
でも、大当たり~(* ‘д’ノノ゙☆パチパチパチ!!
どちらも安価ながらとても評判の良いお品
比較する対象が無いので音質を云々することはできませんが、実際使ってみるとその威力を実感します。
しかもマイクプリには真空管交換でさらなる高音質化が期待できるというお楽しみが!
まあ、それは置いといて
ボーカルは思った以上に音量差が大きく、生のデータではオケとうまく馴染まなかったりします。
その音量差を小さくして聞きやすい音にするためコンプレッサーを使います。
DAW上でボーカルトラックにコンプレッサーを掛けることもできますが、私はマイクからの音がミキサーに入る前にハードでコンプレッサーを薄く掛ける「掛け録り」をしています。
これ、結構良いんですよ。
歌う曲によってマイクゲインとコンプレッサーのパラメーターを調整するのですが、スレッショルドというパラメータを弄ったその効果が録音したデータの波形として見ることができるから。
もちろん、音を聞きながら詰めていくのですが
一応
- 元気でノリの良い曲はマイクゲイン控えめ、コンプ浅くリダクション強め
- しっとりとしたバラードにはマイクゲイン高め、コンプ深くリダクション弱め
というような方向性で調整しています。
まだ不慣れなもので試行錯誤の連続(T_T)
経験を重ねてより良い録音ができるようになりたいものです。
準備ができたら歌う歌う歌う
ハードの準備もできたなら、あとは歌ってみるだけ。
歌入れの手順はこんな感じに進めています
- 軽く体を動かして緊張をほぐします
- 首や喉、顔の筋肉を「あいうべ体操」でほぐします(2,3回)
- 発声も兼ねて無声、有声交互に「リップロール」(1分間くらい)
- 1回通しで歌ってみる(歌詞やメロディー、リズムの確認ね)
- 本番テイク(3~4回、フルコーラスで)
※1回毎に録音を聞き直して歌唱を微調整するのよ~ - これはいかんという部分を何テイクか部分録音
ここまで長くても2時間位ですかね。
よっぽど無理した曲じゃない限り喉は大丈夫だけど、集中力はもたないからなー (゜_゜)ポカーン
1日で納得いかなければ日を変えてまたやってみます。
でも多くても3回かな
テイクが増えると迷いも増えるし、そもそも日によって声の調子も変わってしまうから・・・
結局のところ、準備が大事って事
さて
今回、自分がどうやって歌入れしているのかをまとめてみたのですが
結局のところ
ほとんど歌の準備じゃん!!
どんなに良い音の録れる環境や機材があったとしても、自分の歌がヘタレでは後から補正のしようも無いんですから。
日々のボイトレをしっかりやるとか、歌詞の研究を怠らないとか、歌を歌う事以外にやる事がいかに多いかって (^_^;)
もちろん、通して歌えるようになってからも自分が納得いかなければ本番の録音をするわけにはいかないので、歌に磨きをかける時間も大事なんですけどね。
ああ
それも準備の一部か
歌うのは一瞬準備は一生!?
では今日も、歌の時間を楽しむとしますか(*^_^*)v
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