まあ、旅行というにはおこがましいのですが
家から車で40分ほど走った所にある阿原山に行ってきた話です
2020年5月31日(日)
気持ちの良い五月晴れの日でした
五月といっても最後の日曜
梅雨間近の好天を楽しみにレンゲツツジの群生で(地元では)有名な阿原山に行くことにしました
随分前に行ったことがあるというかすかな記憶が・・・
地元とはいえ、道案内にはスマホのナビ(-_-;)
便利な世の中~
10時40分ころに自宅を出発、国道397号線から県道456号線、262号線とたどり、田原峠を左折すれば阿原山高原にたどり着きます
途中、西山の視界が開けた所で焼石岳が見えました
この時期
まだ雪型「ハル」が見えていました
高圧電線が無粋ですね・・・
程なくして阿原山高原到着
ちょっとした駐車場と東屋があります
少し霞んでいるものの、視界は良好
遠くの山並みもよく見えます
さすがに岩手山はみえませんでしたけれども。
駐車場から北側の眺望です
放牧地の緑と空の青~
駐車場脇の小高い丘にある自然美草木塔
この方向には種山高原が見えます
種山高原の星座の森には賢治の風の又三郎をモチーフにした像があります
さて、賢治の碑です
道路を挟んだ南側の丘にあります
ツツジが良い具合に咲いていました
「剣舞の 赤ひたゝれは きらめきて うす月しめる 地にひるがへる」
宮沢賢治:「上伊手剣舞連四首」の中の1首
うす月にかゞやきいでし踊り子の異形のすがた見れば泣かゆも
剣まひの紅ひたゝれはきらめきてうす月しめる地にひるがへる
月更けて井手に入りたる剣まひの異形のすがたこゝろみだるゝ
うす月の天をも仰ぎ太鼓うつ井手の剣まひわれ見て泣かゆ
賢治の見た剣舞はよほど印象が深かったのでしょう
上伊手の後、原体でも剣舞を見て
その後、原体剣舞連という詩歌を書き上げています
この詩に曲を付けた合唱曲がいくつかあります
いつの日か歌ってみたいものです
賢治の碑の他に、もう一つ歌碑があります
地元水沢の歌人、奥村文子氏の歌
「ひそかなる 風の声かも高原の 小松の梢(うれ)を 吹きすぐるとて」
この碑の建立の時、県南歌人クラブの一員として私の母も来ていたらしい。
阿原山高原と銘打たれた碑
上面には方角と見える山並みが表示してあります
360度の眺望です
南側 室根山が見えます
山頂には天文台があります
近いうちに行ってみたい~
賢治の歌碑も、駐車場近辺ではショボかったツツジも満喫したので次は伊手方面に向かって山を降りながら美味しい湧水「金命水」に向かいます。
金命水へ向かう途中、山の東斜面です。
ここではツツジの群生が見事でした!
金命水への入り口
上りからは見えるが下りでは見えない看板
この鳥居をくぐって車で進むことが出来ます
でも結構な悪路
行けるところまで行くと車数台が置けるスペースあり
この鳥居から先は徒歩で
きれいな流れの川を渡ればすぐです
お社に参拝したら
金命水をいただきます
地元の方も水を汲みに来ていらっしゃいました
冷たくてやわらかな水です
美味しくいただきました
狛犬さんに別れを告げ、杉木立の中を戻ります
家を出てからあちこち立ち寄り3時間弱
ほんのそこまで、といった感じでもここは地方の片田舎
車での走行距離は40キロ強
ミニドライブにはとっても良い一日となりました!!
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