2020年はいつもと同じように明るく開けたはずだった。
新型コロナウィルスの蔓延が始まるまでは。
3月以降はあらゆるイベントが新型コロナの影響を受け、延期や中止を余儀なくされていった。
そして僕が参加するはずだったイベントもすべて中止となってしまった。
しかし暗い話ばかりじゃなく、こんな時だからこそ発展していった音楽イベントの形態がある。
オンラインカラオケ大会である。
今回は2020年の音楽活動を総括して振り返ってみる。
趣味の合唱は4月以降活動を自粛orz
普段は真面目な合唱団員。
地方の小さな合唱団でテノールを担当している。
2020年、いつも通りに新年明けたら練習が開始された。
7月に女声合唱団へ賛助出演、10月に胆江合唱祭、11月にモツレクの賛助出演、冬前に独自の演奏会が予定されていたのでいつにも増して練習に熱が入っていたのだった。
しかし3月には新型コロナウィルスの感染が蔓延し始め、4月以降は自主的に合唱を自粛することになってしまった。
夏になっても感染は収束することなく予定されていた合唱のイベントはすべて中止に。
最悪だ・・・
多趣味な僕ではあるが、合唱はその多くの部分を占めているんだ。
しかも、合唱以外にも地元の先輩たちと一緒にやることにしていた古関裕而の曲を集めたリサイタルも中止になり、数こそ少ないがいくつか地元で行われたカラオケ大会や音楽イベントには自主規制で参加が叶わなかった( TДT)
2020年最初で最後のリアル音楽イベントはジェネステ2019DAY-2仙台会場
唯一参加が叶ったのは1月のジェネステ2019 DAY-2仙台会場のみ。
ジェネステが仙台で初開催となるこの大会はとても楽しみにしていたので、参加することが出来てほんとに良かった!
その時のレポートはこちらを見ていただきたい。
https://himadare.technis-precision.com/diary/post-1552
ジェネステ以外で参加する予定にしていたのは10月の「フランク永井歌コンクール」だったが、これは1年延期となった。
2019年の第11回フランク永井歌コンクールに参加して特別賞を頂いていたので更に上位を狙いたいと意気込んでいたんだけど。
https://himadare.technis-precision.com/music/karaoke/post-1268
リアルイベントが無くなってもオンライン大会がある!
さて、音楽イベントやカラオケ大会が次々と中止になる中、オンラインカラオケ大会の草分け的なグッサンカップの存在を知った。
ネットを使って動画を投稿し歌声を競うのである。
2月のグッサンカップに安全地帯の「蒼いバラ」で参加したのが最初だった。
オンラインカラオケ大会ならば感染リスクはゼロ。
僕の場合は自宅でカラオケ@DAM for Windows10やカラオケJOYSOUND for Wii Uなどを使って応募動画を撮るのでカラオケボックスにも行かないのだ。
参加しない、と言う選択肢は無いよね。
以降、オンラインカラオケ大会に次々と参加していった。
月 |
イベント名 |
アーティスト名 |
歌唱曲名 |
入賞 |
2月 | グッサンカップ | 安全地帯 | 蒼いバラ |
○ |
3月 | グッサンカップ | 増田空人 | 月下美人 |
○ |
3月 | オンカラ1 | 大塚博堂 | めぐり逢い紡いで | |
4月 | オンカラ2 | さだまさし | たいせつなひと | 準優勝 |
5月 | 仮想之縁1 | 柏原芳恵 | 春なのに |
○ |
5月 | KMN杯ONLINE1 | さだまさし | たいせつなひと | |
5月 | おんうた1 | 菅田将暉 | さよならエレジー |
○ |
6月 | 鰤杯オンライン2 | 前川清 MISIA |
花の時・愛の時 逢いたくていま |
|
6月 | オンカラ3アイドル部門 | 山口百恵 | さよならの向う側 | |
6月 | オンカラ3洋楽部門 | DANNY BOY |
○ |
|
7月 | オルカラオンライン2 | 玉置浩二 | 名前のない空を見上げて | |
7月 | グッサンカップ | 荻野目洋子 | ダンシング・ヒーロー | |
7月 | おんうた2 | サザンオールスターズ | エロティカ・セブン |
○ |
8月 | KMN杯ONLINE2 | さだまさし | 療養所(サナトリウム) | 第4位 (オーディエンス1位) |
8月 | おんうた3 | 聖飢魔II | EL・DO・LA・DO |
○ |
9月 | 仮想之縁3 | 中島みゆき | 銀の龍の背に乗って |
○ |
9月 | おんうた4 | NSP | 面影橋 |
○ |
9月 | プレパカップ2 | 中島みゆき | 銀の龍の背に乗って | |
10月 | 鰤杯オンライン3 | 坂本九 ふきのとう |
心の瞳 白い冬 |
|
10月 | おんうた5 | シグナル | 20歳のめぐり逢い |
○ |
11月 | とちからオンライン 東日本予選 |
新沼謙治 | 津軽恋女 | 第3位 |
11月 | おんうた6 | とんがり帽子 | 第3位 | |
12月 | 鰤杯オンライン4 | Kinki kids 西島三重子 |
シンデレラ・クリスマス 池上線 |
|
12月 | 真冬の空に響け! | Kinki kidos | シンデレラ・クリスマス |
○ |
12月 | おんうた7 | オニのパンツ |
○ |
いや~随分出たもんだ!
25大会、重複している曲も含めて全28曲。
この中で特に印象に残っているのはKMN杯ONLINE2
さだまさしさんの「療養所(サナトリウム)」を歌った。
リアル大会では長すぎてフルコーラスは歌えない曲(約6分20秒)をあえてぶつけてみたところ、なんと第4位に入賞!
しかもオーディエンス投票では第1位を獲得!!
ううむ
良い思い出となったな。
オンライン大会で得たもの失ったもの!?
オンライン大会はその気にさえなれば誰でも参加できるし、自由な時間に動画を撮って送るだけなので参加する上での難易度はとても低いと言える。
そこが曲者だった。
誰でも参加できる、という事は・・・
いきなり全国大会レベルのおとろしい人たちと競う事になるんだ。
オンライン大会で得たもの
動画を撮るための環境
オンライン大会は動画提出が基本。はじめのうちはあまり工夫のない動画が多かったが、会を進めるうちに何か面白そうなことや小道具、ひいては動画自体の品質にまでこだわるようになった。
歌唱時のパフォーマンス
本来、歌がメインのカラオケ大会ではあるが、パフォーマンス抜きに入賞するのは難しい所まで来ている。身振り手振り以外にも、表情や目線が大きな意味を持つことを実感した。
歌に対する自信
はじめて出たカラオケ大会では、長年歌に関わってきたという自負も自信も打ち砕かれたのだった。
今年、期せずしてたくさんのオンライン大会に出たことにより僕が歌を歌う意味を見つめる良いきっかけになったし、それを通して自分の歌唱に自身が持てるようになった。
たくさんの歌仲間
これが一番大事!
オンライン大会が無かったとしたら、きっと知り合うはずのない人たちと繋がることが出来た。全国の歌好きサンたちと知り合えてとてもシアワセ。
一方
オンライン大会で失ったもの
歌に対する自信
あれ?おかしな話。
オンライン大会で得たものに歌に対する自信を挙げてるじゃないか。
これは鰤杯オンラインシリーズのせいなのだ!
だって、ちっとも歯が立たないしぃ~
相手が悪いといっちゃお終いだけど、ほんとに全国レベルの歌オバケたちが集まる大会なので入賞出来たらホントに自信が持てると思うんだ。終了まであと2回らしいが何とかメダルに食い込めるよう頑張る!!
声楽的な発声
2020年4月以降、全く合唱練習をしていない( TДT)
おんうた7でオニのパンツを声楽的な発声で歌ってみたんだが・・・上手く歌えない、というか発声ができなくなっていることを実感した。
ジェネステ仙台の後、ジェネステ社長のボイトレを受けた時にマイクの使い方とマイクを通した声のイメージについて新たな知見を得てそれを実践してきたが、声楽的な発声とは間逆な方向になるため反作用が出たようだ。(というか、単に練習不足??)
どちらも同じ様に伸ばす努力が必要だと感じたので、2021年は発声練習の比率を同等に置いていこうと思う。
今後の展望
全ては新型コロナウィルス感染症の収束にかかっている。
合唱にはクラスター発生のリスクが伴うので当分行けないと思うし、カラオケ大会への参加も家族の理解が必要なのでこれまた当分ムリだろう。
でも、オンライン大会は2021年も各種開催されるだろうし夏以降は感染収束にある程度メドが立つかも知れない。
当面はとちからオンラインのグラチャンが間近に迫っているし、おんうた8とKMN杯のオンライン大会への参加を予定している。いずれも楽しみな大会だ。
2020年は手当り次第オンライン大会に参加してきたが、2021年は大会を厳選してやれることをじっくりと掘り下げてみようと思っている。
また、古関裕而の曲を集めたリサイタルの実現に向けて練習を再開する事と、ライブデビューに向けてギターと歌の練習、You Tubeチャンネルの開設も考えている。
楽しそうなことに沢山挑戦していく年にする!
コロナに負けるな!
やれることを一つづつ、楽しんでいこうと思う。
コメント