日本人アーティストの新譜を久しぶりに入手しました。
しかもアナログLP盤で。
一時は絶滅したと思われたアナログ盤ですが、密かなブームとなってますよね!!
玉置浩二さんの新譜「Chocolate cosmos」もアナログLP盤で出ています。
これは入手せねば!
きっかけはLiSAさんの紅蓮華/炎のアナログ盤
紅蓮華/炎 (発売予定日は2021年3月13日) Amazon
今年の1月のある日
出勤途中の車内で聞いていたFM番組でLiSAさんの新譜がアナログ盤で出るという情報を得たのです。
まあ、このアナログ盤を買うわけではないのですが
LiSAさんといえば2020年に鬼滅の刃で大ブレークしたお方。
完全限定盤とはいえそんな有名アーティストがアナログ盤を出すとなればいろんな人も出すのでは!?
そう思っていたわけです。
海外のアーティストやJAZZではアナログLPでの新譜発売は珍しいことではないですからね~♪
WOWOWで放送された玉置浩二さんの番組
玉置浩二 Chocolate cosmos ~恋の思い出、切ない恋心
2021年1月3日に放送されました。
能舞台で静かに、でもアツい魂を込めて歌い上げる玉置浩二!
素晴らしい
感動に打ち震えました。
内容はこちらの記事に詳しく出ています
玉置浩二さんのステージを堪能して
番組の最後に「Chocolate COSMOS」という新譜が出ているとの情報があり、調べたらアナログ盤も出ているじゃありませんか!
食指が動きますね~
で、ポチッとして届いたのがこちら!
Chocolate cosmos
アナログLP盤
ほんと、久しぶりの新譜購入。
玉置浩二さんのセルフカバーアルバム!
しかもアナログLPレコードですよ、これ。
楽天から購入したのですが、わざわざ「※こちらの商品は【アナログ・レコードLP盤】のため、対応する機器以外での再生はできません。」と注意書きがしてありました!
そりゃそうだ。
今どき(密かなブームではあるが)レコードプレーヤーを持っている人はそんなにはいないですよね。
でも今でも新品で手に入るんです。
例えばこんなヤツ
Premier LP Brown
数年前まではほとんど見かけなかったのに、今ではいろんな機種が売られています。
本格的なプレーヤーも手に入りますが、桁が違うので購入には覚悟がいりますね
ただ、本当のアナログの良さを味わうためには相応の投資が必要なのは言うまでもない・・・
我が家のオーディオは30年以上前の寄せ集め。でも現役!
プレーヤーは KENWOOD KP-990 を改造したもの。
これについてはそのうち詳しく書いてみます。
プリメインアンプは SONY TA-F333ESX
当時最も売れていたアンプですね。
今でも動きますが少々メンテが必要でした。
スピーカーは TEAC S-300R を改造して FOSTEX FE103-Sol に換装したヤツです。
小音量で聞くには定位も良くてお気に入りです。
古いものでも大事に使えば30年以上経っても現役ですよ
しかも、当時の色とか香りを纏ったような音がします。
良くも悪くもアナログな音色とでも言いましょうか。
これで現代のアナログLPを再生するのです。
玉置浩二「Chocolate cosmos」に針を落とす
プレーヤーやアンプは古いけれど、カートリッジは Audio-technica AT-F7 です。
MC型のカートリッジで、そんなに古くはないです。
色付けが少なくワイドレンジでフラットな再生音が出てくる優等生タイプですね。
レコードに刻まれた音をそのまま取り出してくるような感じです。
はっきり言ってつまんない音なんですが、その分レコードの持つ音を変えることも無いので我が家ではメインカートリッジの座を得ています。
(ホントは予算が取れないため他のカートリッジに手を出す事ができないのです・・・(;´Д`)・・・)
さて、お皿に針を落としてみましょうか。
導入部に狙いを合わせて、カートリッジダウン。
静かだな・・・
1曲めが始まる前の無音部分、レコード特有のガサガサというノイズが小さく感じました。
ワクワクしながら1曲目が始まります。
収録曲は以下の通り
SIDE A
1.Winter Leaf~君はもういない (Ryu 提供曲)
2.むくのはね (KinKi Kids 提供曲)
3.泣きたいよ (鈴木雅之 提供曲)
4.ホームレス (研ナオコ 提供曲)
5.ママとカントリービール (竹中直人 提供曲)
SIDE B
6.マスカット (平原綾香 提供曲)
7.花束 (中島美嘉 提供曲)
8.ティンクル (高橋みなみ 提供曲)
9.スコール (TUBE提供曲)
10.忘れない (髙橋真梨子 提供曲)
玉置浩二さんが楽曲提供した作品のセルフカバーアルバムです。
それぞれの楽曲についてコメントは致しませんが、アルバム全体の音響についての印象を書いてみます。
玉置浩二「Chocolate cosmos」は現代の音がした
CDの時代になってから初めて買った日本人アーティストのアナログLPレコード。
アナログだから暖かい音がする
なんて思っちゃいけません。
CDの音をアナログ盤に刻んだもの、といったところでしょうか。
今どきの録音と音楽の作り方は昔と全然違いダイナミックレンジをとことん使い切ります。
でも、レコードに溝を刻む方法は昔も今も同じ。
カッティングエンジニアの腕にもよるとは思いますが、CDのようにダイナミックレンジをMAXまで使い切ることはアナログ盤では厳しいはず。
でも、この「Chocolate cosmos」からはCDの音に近い現代の音が出てきました。
ボーカルの存在感がとても高く、前に張り出してきます。
玉置浩二という稀代のボーカリストを前面に押し出そうというMIXなのでしょうね。
このCDを持っていないので比較はできませんが、ボーカルの音圧はMAXで少しだけ歪み気味に聞こえました。
最近のボーカル物はそんな感じですから、私のカートリッジがレコードの振幅に負けて歪んでいるってことではないと思います。
でも、私としては若干ボーカルが詰まっているように思えるので、少しレベルを下げてでもヌケの良いボーカルに仕立ててほしかったな・・・
WOWOWの放送で聞いた玉置浩二さんの歌声があまりにも良かったのでそう思うのですけれど。
今となってはアナログ盤を高音質で聞くのは難しくてお金のかかることになってしまったので、どこで折り合いをつけるかが難しいところ。
カートリッジ、フォノイコライザー、昇圧トランス、レコードプレーヤー、アンプ・・・・
物欲にはキリがないですもんね
これをきっかけに、まずはセッティングをもっと詰めて楽しいアナログライフを楽しんでいこうと思います。
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